2019年1月沖縄本島北部<1> コンドミニアム瀬底

2019/01/13

*** 1日目 ***
【移動】仙台→那覇→瀬底島
【宿泊】コンドミニアム瀬底

この時期の沖縄旅は、毎度着る物に悩みます。

1月の沖縄としては珍しく、天気予報は連日晴れで、予想最高気温は25度を超える日も。

が、日が沈めば気温も下がるし、風が吹けば体感温度はもっと低くなるし・・・。

悩んだ末に、初日と最終日は長袖を用意して、スーツケースには半袖&七分袖の服とカーディガンを詰め込みました。



仙台空港まで送ってくれた旦那の車に厚地のコートを投げ捨てて、いざ出発!

・・・の前に腹ごしらえです。

仙台→那覇便は毎度のお昼発なので、今回はランチをしてから沖縄へ。

お見送りのお礼に私がご馳走しようと、何が食べたいか旦那に尋ねてみたところ。



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旦那


 蕎麦!!! 




喰い気味で即答されました。
安上がりな旦那で助かります。

そういえば、昨年10月に仙台空港の大きなフラップボードが無くなってしまったんですよね。

航空会社や行き先、出発時刻等を案内表示していたあれです。

アナログなパタパタが好きだったんだけどな。

後釜は『萩の月』の看板になっていました。
まぁ、これはこれで好きかも。

ここで相方と合流して、旦那とお別れ。

相方の分厚いコートも旦那に託して、今度こそいざ出発!

今回は、アラフォー女性二人旅です。

ANAの機内安全ビデオが歌舞伎ver.でした。

実写タイプとイラストタイプがあって、どちらも斬新でついつい見入ってしまいます。

さらば、仙台!



仙台から那覇へ

飛び立ってすぐの宮城県は雪が無かったけれど、福島県に入り、会津の辺りはしっかり雪景色でした。

これは猪苗代湖かな?

仙台名物のツートップをひとつにした『牛たん笹かまぼこ』をおやつに空の旅を楽しみます。

空から見下ろす景色って、いつ見ても飽きることがなく大好き。

島の形もくっきり見えて楽しい。
ここは和歌山県の串本の辺り?

本州最南端の地点です、たぶん。

本州や四国を横目に見下ろしている頃は雲も少なく見晴らしが良かったのですが、進むに連れてもくもくした雲が多くなってきました。

窓の外とスマホの地図を照らし合わせて、見える島を確認する作業がとっても楽しい。

これは、奄美群島の南西に位置する与路島。

この先で鹿児島県から沖縄県に入り、伊平屋島&伊是名島を遠目に眺めて沖縄本島が見えてきました。

本部半島の今帰仁村の辺りと古宇利島。
・・・なのですが、雲が邪魔ー。

青い海にすっと伸びる古宇利大橋が綺麗です。

本部半島を横切り名護市の21世紀の森ビーチ。
海の色を見て、沖縄だー!と実感が湧きます。

ブセナの辺りは雲がなく綺麗に見渡せました。

来月はブセナテラスに宿泊する予定なので、早くも次の沖縄旅を思い描いてワクワク。

これくらい晴れている中で過ごせたらいいな。

ブセナを横目に機体はぐぐっと左に傾き、沖縄本島を西から東へ横切ります。

今日はどうやら南から北に向かって那覇空港に着陸するみたい。

本島の東側に回り、見えているのは金武岬。
海の青がとっても綺麗!

思わず訪れてみたくなる綺麗さですが、ここは米軍海兵隊の基地に属する場所だそうで・・・。

うるま市にある海中道路の本島側の付け根。

この海中道路を渡ると平安座・浜比嘉・宮城・伊計の島々が点在しています。

私は右側に座っていたのでそれらの島は見下ろせませんでしたが、左側の方々は綺麗に見渡せたようで歓声が上がっていました。

本島を右手に、中城湾を通過。

たぶん、左側の席では津堅島や久高島が見えていたんだろうな。
いいなぁ。

那覇空港に南から進入する際は、こうして沖縄本島に沿って時計回りに進みますが、航路はその時々で異なるようです。

今日のように中城湾を通過する場合もあれば、津堅島や久高島の東側を通過する場合も。

前述の場合は左側に座った方が本島周辺の島々を楽しめますし、後述の場合は左側に座ると海しか見渡せません。

加えて、那覇空港に北から進入する際は本部半島からそのまま本島の西側を進むので、右側はほとんど海しか見えない状態になるようです。

風向きは季節や天気予報である程度予測できますが、航路は運次第なので、飛行機の座席指定は毎回ギャンブルになってしまいますね。

と、知った風に書いてしまいましたが、これは仙台から那覇へ向かうANA便の話なので他の便については未知です・・・。

さてさて。
本島南部をぐるっと回り込んで、糸満市の三連島が見えてきました。

調べてみたところ、手前の一番大きな島は『エージナ島』というそうです。

面積0.01㎢で、島としてカウントされるギリギリの大きさだとか。

潮崎ビーチを横目に瀬長島へ繋がる海中道路を横切って、那覇空港に到着。

飛行機から出た瞬間の、むっとした空気と暑さが沖縄らしくて嬉しい。

はいたい、那覇!




フジレンタカー

スーツケースをピックアップして、そのままレンタカー屋さんの送迎車に乗り込みました。

今回利用したのは、フジレンタカー。
地元密着の印象が強く、沖縄にあるレンタカー屋さんの老舗です。

ここ数年、那覇空港からレンタカーを借りる際は送迎車待ちで並び、手続きで並び、空港到着からレンタカー屋さん出発まで一時間半近い時間を取られるという話も多く聞きます。

が、今回はとてもスムーズでした。

送迎車は一定間隔で運行しているようで、タイミングによっては発車まで待つこともあるようですが、乗り込んで5分ほどで出発。

車内は私たち二人だけです。
空港からレンタカー屋さんまでは5分の距離。

那覇空港の南側にレンタカーの店舗が多く集中していますが、フジレンタカーは空港の東側、国際通りに程近い奥武山公園の一角に位置しています。

空港を出て南に向かう道路は渋滞していましたが、東に向かう道路はすいすいでした。

手続きも至ってスムーズ。

由緒正しき琉球顔をした係員のおじさんが、仏頂面で淡々と必要事項をこなしていきます。

このおじさん係員、随分な仏頂面で最初は印象があまり良くなかったのですが・・・。



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係員


 はあぁぁあぁ〜! 





突然の大きな溜息。



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係員


 疲れた・・・ 





からの、呟き。

若干つっこみ待ちをしている雰囲気だったので、尋ねてみました。




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かこね


 なに疲れですか? 
 仕事疲れ? 




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係員


 飲み疲れやっさー 




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かこね


 ・・・ 




おじさん係員のテーゲー雰囲気に沖縄を感じ、仏頂面もご愛嬌に変わり、なんだか一気に親しみが湧いてしまいました。




那覇から本島北部へ

レンタカー屋さんを出発し、裏通りを走って高速道路を目指します。

途中、派手な袴姿の男性陣を目にしました。
そういえば今日は成人式!

沖縄の成人式といえば、毎年ニュースで取り上げられるわんぱくぶりで知られていますよね。

ちょっと国際通りでも通って、そのわんぱくぶりを実際に見てみたかったかも・・・。

と思いつつも、那覇ICから高速道路を北上。

高速道路を走ってしまうと、あまり沖縄っぽい雰囲気を感じることが出来ず、なんだか物足りないものです。

なので、伊芸SAでしばし休憩。

金武湾越しに平安座島や浜比嘉島を見渡せる、憩いのサービスエリアです。

シーサーと海と南国らしい木々。

ようやく、沖縄!という気分を味わえました。

その後は許田ICで高速道路を降り、名護湾沿いをひたすら進みます。

雲の間から太陽の光がシャワーのように注いでいて、夕暮れ時の空がとても綺麗。

・・・だったのですが、いかんせん運転中なもので写真を撮ることは出来ず無念です。

本来は、この先に目指すお食事処から夕日を望みたかったのですが、伊芸SAで寄り道をしたり、集落の細道に迷い込んでしまい右往左往したりで間に合いませんでした。

目的地についた頃には、夕日は既に水平線上に浮かぶ雲の中に隠れた後。
残念。




ピザ喫茶 花人逢

本当は、ここから夕日を眺めたかった!

沖縄本島北部の本部半島。
その西側の高台に佇むピザ屋『花人逢』です。

とても有名で大人気のお店ですよね。

知り合ったウチナーンチュや旅ンチュに勧められることも多く以前から気になっていました。

やっと来れた!

今日はここで早めの夜ごはんです。

急勾配の細道をずんずん進んでお店にたどり着くと、結構な広さの駐車場。

閉店する1時間ほど前に訪れましたが、駐車場も席も八割方埋まっていました。

昼時は大混雑するそうですが、赤瓦の東屋や海を見渡すお庭で待つことが出来るので、待ち時間はそれほど苦にならなそうな気がします。

至るところに笑顔のシーサーが鎮座していて、それらを見ているだけでも楽しい。

母屋の向かいにある離れでいただきました。

お食事メニューは、ピザとサラダのみの潔さ。

運転手の私を目の前に、容赦なくオリオンを注文する相方の潔さ。

ノンアルコールビールに甘んじる私の悔しさ。

現金なものでこんな時にだけ、日頃旅先で運転手に徹してくれる旦那が恋しくなります。

飲み物に続き、サラダが運ばれてきました。

これがまた、シャキシャキで美味しい!
地の野菜なのかなぁ?

レタスもキュウリも人参もとっても美味しくて、むしゃむしゃと夢中で堪能しているうちに、お待ちかねのピザが登場です。

大と小の2サイズから選べますが、今回は女子ぶって小を一枚頼んで相方とシェアしていただきました。



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かこね


 めっちゃ旨い 




無駄にアップで撮ってしまうくらい美味しい!

もちもち生地にトロトロチーズ&カリカリサラミ、シンプルな具材ですが絶妙な逸品です。

多くの方がお勧めしてくれたのも頷けますね。

夢中で食べているうちに外はだいぶ夕暮れて、薄闇に灯る家屋の明かりが素敵な雰囲気。

しばらくぼけーっと過ごして存分に癒されたところで、そろそろお宿に向かうとします。

・・・が、この道中が大変でした。

高台に位置する『花人逢』を後にして、街灯の無い暗く細い坂道を進みます。

日が沈み、辺りは既に真っ暗。

対向車も来ないので、ヘッドライトをハイビームに切り替えようとハンドル右横のバーを手前に倒したところ・・・


スカッ!


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かこね


 あれ? 




手応えがありません。

ライトは一瞬だけハイビームになるものの、パッシングしてロービームに戻ってしまいます。

何度手前に倒しても固定されずに戻り、何度もただただパッシングをするのみ。



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相方


 なにしてんの? 




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かこね


 ハイビームに 
 切り替わらない! 




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相方


 !!! 




真っ暗闇の中のロービームって思いのほか至近しか視界が利かず、怖いものなんですね。

初めて走る道なので、どこに分かれ道があるのか、次は右カーブなのか左カーブなのか、見当も付かず、ビビリの低速で恐る恐る進みます。

本来なら5分で通り抜けらる道を、ノロノロと慎重に15分くらいかけて進んだかなぁ。



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相方


 ・・・ 




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かこね


 ・・・ 




その間、後ろに付く車も無く、対向車も無く。
暗闇の山道には一本の街灯も無く。
眼を凝らして集中し、車内は無言。


が、だいぶ平地まで下り、ようやく街灯が見え始めたところで気が付きました。

バーをカチッとせずに、ずっと手でバーを手前に押さえていればライトはハイビームのまま。

固定されないので押さえたままでいるのはしんどいけれど、ロービームのままよりマシです。


もうちょっと早く思いついていれば、山道を怖い思いをしながら進まずに済んだのになぁ。

さて。
お宿到着の前に、サンエーで買い出しです。

美味しいと巷で噂の『島どうふチップス』を見つけて、早速お買い上げ。

チーズ胡椒/アーサ塩/ピリ辛/黒ゴマの四種類がありましたが、何故か黒ゴマだけ買い漏らしました。




  E-horizon Resort
   コンドミニアム瀬底
写真は翌朝に撮った一枚です。

沖縄本島北部の本部半島と橋で繋がる、周囲約7kmの小さな瀬底島。

瀬底大橋を渡った傍らに位置するホテルです。

このホテルは一昔前、瀬底島に大型リゾートホテルを建設していた際に、その建設関係者の寮として使われていた施設とのこと。

肝心のリゾートホテルは建設半ばで計画が頓挫してしまいましたが、寮はそのままホテルとして生まれ変わったんですって。

三階建ての全4棟。

各階8室ずつのフロアに分かれていて、フロア毎にキッチンとダイニングが備わっています。

共有利用ではあるものの、冷蔵庫やレンジもあり、スーパーでお買い物をしてここでお食事するのも楽しそう。

今回は三階の海側シングルルームを二部屋予約し、相方とはお隣同士。

狭いながらも、一人で寝て過ごすだけと割り切れば、十分な居心地の良さでした。

宿泊料金がとても安いですし、ダイビングやシュノーケリングに特化した旅を楽しむのであれば立地は最適です。

クロワッサンの形をした人気の水納島への拠点にするのも良さそうですね。


ベッドの枕元の向こうは、シャワーブースにトイレ&洗面所。

若干戸惑うレイアウトですが、ベッドスペースとシャワーブースの間は扉を閉めて仕切ることが出来るので、然程気になりませんでした。

ツインルームもありますが、広さやレイアウトはシングルルームと大差がなさそうなので、その場合は使い勝手が少々難な気もします。


暗くなってからの到着なので、お部屋からの眺めは翌朝のお楽しみにとっておき、まずはダイニングにて相方と二人であり乾杯。

やっとオリオンにありつけたー!

先程サンエーで買った『島どうふチップス』は、噂通りの美味しさです。

ジップが付いているので三種類とも開けてちょっとずつ食べ比べてみましたが、私も相方も揃ってチーズ胡椒推し。

何気なく検索してみたところ、巷では、買い忘れた黒ゴマがよりによって一番人気とのこと。

次は黒ゴマを購入しよう!

ひとしきりゆんたくを楽しんだところで、早めの時間にそれぞれのお部屋へ帰還しました。

明日は楽しみにしているホエールウォッチングの予定なので、ちょっとだけ早起きです。

珍しくオリオン以外の寝酒を嗜んでみたり。

1日目、就寝。


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