2019年1月沖縄本島北部<2> 海辺の宿 あまみく
2019/01/14
*** 2日目 ***
【移動】瀬底島→今帰仁
【宿泊】海辺の宿 あまみく
前日は暗くなってからホテルへ到着したので、お部屋のカーテンは開けずに就寝しました。
どんな景色が見えるのかなぁ。
海が全面に見えると良いなぁ。
あれ?
思ったより普通の眺めかも。
ですがまぁ、方角的に朝日を堪能できそう。
周りはとても静かで、海を照らしながらゆっくり昇る太陽を見ていると、とても清々しい気持ちになりました。
瀬底大橋の袂に広がる『アンチ浜』は、シュノーケリングを楽しむことができる絶景ビーチなんですって。
朝ごはんを食べて、早々にチェックアウト。
ホエールウォッチング
今回の沖縄旅は、ザトウクジラが見たい!と思ったことがきっかけでした。
全長15m前後/体重は30トン近くもあるというザトウクジラ。
夏場は日本の北東に位置するアラスカ海域で過ごしていますが、冬になると出産や子育てのために温暖な沖縄の海へやってきます。
移動距離は、約9,000kmにも及ぶとのこと。
こういうのが見たい!
那覇発や北谷発等、本島のいくつかの港から沢山のホエールウォッチツアーが出発していますが、今回は本島北部・本部発のツアーに参加。
利用したのは『アシビーブルー』というお店が主催する午前の半日ツアーです。
張り切って、集合時間の10分前に本部町にある渡久地港の船の前に到着。
が、誰も居ません。
おかしいな?
ウチナータイム?
しばらく待ってみましたが、お店の方も他の参加者も現れません。
不安になって電話をかけてみたところ、集合場所は船の前では無く、船着場から数分歩いたところにある広いスペースの駐車場でした。
楽しみすぎて張り切ってしまい、集合場所をちゃんと確認していなかった落ち度・・・。
参加者は私たちの他に、ご家族やご夫婦、一人旅の方等、総勢11名。
船長とスタッフの二人が同行してくれました。
そうそう。
随分前に、嵐の番組のお忍び旅行のコーナーで櫻井君が沖縄を訪れた回を見ました。
変装をして旅行をし、周りの人に気付かれてしまったら旅行打ち止めという企画のあれです。
その時に参加したホエールウォッチングのお店が『アシビーブルー』だったんですって。
乗船前に船長からホエールウォッチングのコツやクジラのパフォーマンスに関しての説明。
模型を使いながら笑いを交えて話してくれるので、わくわく感が高まります。
出航から一時間経過。
波も穏やかで、だいぶ沖まで繰り出しました。
が、肝心のクジラはまだ姿を見せず。
運が良ければ出航から数十分、タイミングが合わないと二時間かけてもなかなか出会うことが出来ないとのこと。
他のツアーの船とも連携を取っているみたい。
一定の区間に数隻の船が点在して、広い海を泳ぐクジラを小さな船で探します。
目印はブロー。
プシューッと潮吹きをするあれです。
クジラは息継ぎをするために10分前後の感覚で海面に浮上し、ブローをするんですって。
出航から二時間経過。
ポイントを変えながら海に目を凝らします。
が、肝心のクジラはまだ姿を見せず。
今日はタイミングが合わない日なのかなぁ。
と思いきや、船長がブローを発見したようで、急いでその付近に船を進めます。
・・・が!
見つけたクジラはどうやら消極的な子のようで、ブローをするとすぐに海の中へ。
活発にパフォーマンスする姿が見たい!
私たちは船首組です。
しばらくするとスタッフが「お二人はバランスが良さそうだからこちらへどうぞ」と、私と相方を船の上甲板に上げてくれました。
何をもってバランスが良さそうだと判断されたのかは謎ですが、三半規管の鈍感さと揺れに動じない図太さにはちょっと自信があります。
ここがまた、掴む箇所もなくちょっと怖いものの、見晴らしも良く気持ちが良い!
スタッフの方が船首に仁王立ちして、眼を凝らしてクジラを探してくれます。
スタッフの方が船首に仁王立ちして、眼を凝らしてクジラを探してくれます。
出航から三時間経過。
が、何度かブローを目にするものの、クジラ自体はまだ姿を見せず。
だんだん諦めムードになってきました。
今日はもうダメかなぁ・・・。
本来は三時間で港へ帰着するコースですが、クジラの姿を見ることが出来ず、参加者の中に先を急ぐメンバーも居なかったので、船長は時間を延長してクジラ探しを粘ってくれました。
今日はもうダメかなぁ・・・。
本来は三時間で港へ帰着するコースですが、クジラの姿を見ることが出来ず、参加者の中に先を急ぐメンバーも居なかったので、船長は時間を延長してクジラ探しを粘ってくれました。
出航から三時間半経過。
が、クジラはまだ姿を見せず。
ここでタイムアップ。
残念ながら諦めて港へ帰ることになりました。
ザトウクジラ、
見れなかった!!!
港へ着いたのは、出航から四時間後。
クジラは見れませんでしたが、クルージングを満喫し、とても楽しい時間でした。
とか言っとかないと、残念過ぎてつらたん。
ザトウクジラが沖縄へやってくる期間は12月〜4月頃ですが、ピークは2〜3月のようです。
今回はちょっと時期が早かったのかなぁ。
また今度ピークの頃にリベンジをしよう!
と、密かに心の中で決めた私の横で、相方が「また今度ピークの頃にリベンジをしよう!」と声に出して宣言していました。
チャハヤブラン
気を取り直してランチタイムです。
木々に囲まれた階段を降り、外観は和風、店内は東南アジアチックな『チャハヤブラン』へ。
タイミング良く、テラス席が空いていました。
青い海と伊江島を一望する眺めが最高です。
海ぶどう&ラフテー丼をいただきました。
『チャハヤブラン』は抜群の眺めと寛ぎのスペースが快適で、人気のお店です。
シーズン中は混み合うことも多いのですが、1月のこの日は祝日にもかかわらず静かな雰囲気で、ゆっくりと居心地の良さを堪能することができました。
備瀬のフクギ並木
静かなフクギのトンネルを堪能してみたり。
とても癒される美ら時間でした。
フクギの木は、防風林として昔から海辺の集落を守ってきたんですって。
古い木は、樹齢300年にもなるんだとか。
琉球王国が廃止されてしまったのが140年前なので、琉球の人々もこの並木を歩いたのかな。
なんて情緒に浸り、自分に酔ってみたりして。
海辺の宿 あまみく
今日のお宿は、今帰仁村の海辺にあるお宿。
素敵な雰囲気と海辺の立地に惹かれて、以前からずっと気になっていました。
お部屋数が少ないので、空室がある日と沖縄旅の日程が合わず過去の旅では諦めていましたが、今回は幸いにも一ヶ月前の時点で希望日に空室があり、飛びついた次第です。
楽しみ!
舗装のない細い道を抜けた先に広がる、静かなビーチに佇むお宿。
海が目の前なもので絶景に気を取られてしまい、チェックイン時の記帳をする手がついつい止まってしまいます。
一階では、やんばる紅茶のティールームとアクセサリー&雑貨の小さなアトリエを併設しており、宿泊者以外も訪れることができるみたい。
お宿には、二匹の犬と三匹の猫がいます。
みんな人懐っこくて可愛く、猫に至っては足元で甘えてきたり膝の上に乗ってきたり。
二階の客室は、『珊瑚』と名付けられたツインルームと『月桃』と名付けられたコンドミニアムの2室。
ドアを開け中に入ると、海がとっても近い!
お風呂からも、見渡す限りの海!
トイレに座った位置から撮った眺めです。
こんな絶景が目の前に広がっていたら、延々トイレにお籠りしたくなっちゃう。
これまで私が泊まった沖縄のお宿の中で、一番海に近いお宿かもしれません。
テラスに出ると、なんなら海に迫り出しているかのような感覚に陥るほど。
テラスに出ると、なんなら海に迫り出しているかのような感覚に陥るほど。
左方向の眺め。
ハンモックに揺られると海が見えにくいので、私はデッキチェアの方がお気に入り。
青が素敵な琉球グラスに注いだオリオン。
こんな贅沢な時間を過ごしてしまうと、日常に戻りたくなく、現実逃避したくなって仕方がありません。
幸せだなぁ。
旦那は今頃あくせく働いているんだろうなぁ。
とか思うと、より一層の至福!
とか思うと、より一層の至福!
ひとしきりお部屋で寛ぎ、屋上テラスへ上がってみます。
正面も、青い海!
雰囲気を盛り上げようと、持参していたハイビスカスのバスフレグランスを入れてみます。
なにこの贅沢。
お湯の熱気で窓が曇らないようにお風呂場の窓をちょっと開けておくと、外から波の音が随分近くに聞こえてきます。
目の前のビーチで海遊びをすることもできますし、ここは是非また夏に訪れたい!
と、密かに心の中で決めた私の横で、相方が「ここは是非また夏に訪れたい!」と声に出して宣言していました。
民謡居酒屋 ちゃんぷるー
今日の夜ごはんは、今帰仁村にある大好きな居酒屋『ちゃんぷるー』でいただきます。
ここがあるから今帰仁が好きで、ここに来たいから今帰仁に泊まると言っても過言じゃないかもしれません。
お宿からお店は、歩くには遠い距離。
謎コンセプトの、やたらムーディーな雰囲気を醸し出すライトに迎えられて入店。
大好きなお店ですが、このムーディーセンスはちょっとね・・・。
何はともあれ、あり乾杯!
考えてみたら、今回の旅の中で私はこのお店が唯一のオリオン生ジョッキでした。
冬場だからか、店内は比較的空いていました。
観光客は私達を含めて三組、あとは地元の常連さん方が数人です。
まずは、定番の海ぶどう。
採れたての新鮮でプチプチ感が強く美味しい。
続いて、サラダ。
前日の『花人逢』でも感じましたが、野菜がやたらシャキシャキしていて美味しいんです。
これもまた地産の野菜を使っているのかなぁ。
大好きなソーメンチャンプルー。
かつお節とごま油の風味が絶妙で絶品。
熱々のあぐー豚餃子。
味も匂いも食欲を唆る逸品です。
更には、紅芋もち。
相方は、今回の旅の中でこれが一番美味しくて気に入ったそうです。
むちむちした食感が面白い。
むちむちした食感が面白い。
食事とオリオンを楽しんでいるうちに、楽しみにしていた民謡ライブが始まりました。
唄い手の伊波秋杜さんとママの親子ライブ。
聞きなれた沖縄アーティストの曲から耳馴染みの良い沖縄民謡まで、どれも心地が良い。
お客さんも少なかったので、「てぃんさぐぬ花」と八重山の唄ですが大好きな「安里屋ゆんた」をリクエストして聞かせていただきました。
本来はどちらも女性の唄ですが、秋杜さんの唄声は全く違和感が無く、聞き惚れました。
最後は恒例のカチャーシー。
やっぱり『ちゃんぷるー』が大好き。
楽しかった!
月がとても明るい夜でした。
にもかかわらず、満天の星。
にもかかわらず、満天の星。
今日は大充実の一日でした。
ホエールウォッチングでクジラが見れなかった残念さが吹き飛ぶくらい、備瀬もちゃんぷるーも楽しかった。
沖縄本島には再訪したい NO1 のお宿が他に一軒あるのですが、そこに並ぶくらい『あまみく』もまた再訪したい。
今度は旦那と訪れて『あまみく』の海の近さと居心地の良さを一緒に堪能したいなぁ。
両親と一緒の旅で、二部屋貸切で泊まるのも良さそうだなぁ。
2日目、就寝。
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