2019年4月沖縄本島南部<5> 最終日

2019/04/15

*** 5日目 ***
【移動】南城→那覇→仙台

今回の旅最終日も、沖縄ならではの朝ごはん。

毎朝、この朝ごはんを楽しみにして目を覚ましていましたが、今日はもう仙台へ帰る日です。

雲が多いお天気ですが、雨の心配はなさそう。

日頃は、日が出て明るくなってから起き出す生活を送っているので、暗いうちに目を覚まして朝日が昇るのを待つ行為も、旅ならではです。

帰りたくないなぁ。
でも朝ごはんは楽しみ!




おきなわ食材の朝ごはん

見た目も鮮やかな、色とりどりのお料理。

沖縄の食材を使った沖縄のお料理を沖縄の地でいただいていると思うだけで、絶好調に幸せ!

どのお料理も優しい自然な味付けで、口にした途端にじわーっと広がるような美味しさです。

ただし、ゴーヤは除く。
それと、赤ピーマンも。

頑張って平らげましたが、やっぱりピーマンとゴーヤの美味しさは、私には理解できません。

そうそう。
箸置きも、毎朝の楽しみのひとつです。

今日の箸置きは、ウミガメでした。

昨日の箸置きは、ジンベエザメだったんです。

そして、一昨日の箸置きは、三線。

小さな事ですが、こんなところにも、このお宿でいただく朝ごはんの楽しみがあって嬉しい。

旅先では、小物やちょっとした事まで、その地の雰囲気を味わいたくなってしまいますよね。

ダイニングの一角には地元の職人さんのやちむんやシーサーとフクロウの作品が飾られていて、気に入れば購入もできるんですって。

実は、初日から狙っていたのがこちら。

力強い佇まいと愛嬌のある顔が魅力的です。
最終日の朝にお買い上げさせて頂きました。

以下、帰宅してからの話ですが・・・。



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かこね


 見て!このシーサー 
 可愛いでしょー 




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旦那


 ・・・ 




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かこね


 あれ? 
 可愛くない? 




共感してくれるものと思い、意気揚々と旦那にシーサーを見せたのですが、微妙な反応です。



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旦那


 可愛いけど・・・ 




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かこね


 けど? 





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旦那


 これ、 
 どっちのシーサーも 
 メスじゃない? 




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かこね


 !!! 




本当だ・・・。

魔物や災難を退治する為、大きく口を開けて威嚇しているシーサーがオスで、その災難を家に入れないよう、また、幸福が外へ逃げていかないように固く口を閉じているシーサーがメス。

一般的には、そう言われていますよね。

このシーサーは、どちらも口を閉じています。
5日間も見ていたのに、気付きませんでした。

ですが、ご縁があって連れ帰ってきた二体ですし、既に愛着も湧いているので、まぁいっか。

旦那のお部屋と私のお部屋、それぞれのスペースに一体ずつ飾っておくことにします。

なんくる、なんくる。

シーサーのオス・メスと言えば。

旅行記内の吹き出しで使っているこのシーサーも、以前の沖縄旅で連れ帰ってきた二体です。

当初は口を開けているオスのシーサーを旦那用のアイコンにして、口を閉じているメスのシーサーを私用のアイコンの方にしようかと思っていたのですが、結局、逆にして使っています。



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かこね


 だって、 
 オリオンを持って 
 豪快に笑ってるから 
 そこは譲れなくて! 




さて。
名残惜しくも『朝陽の宿 涼風』を出発です。

素敵なお宿だったなぁ。

オーナーさんのお人柄も、朝ごはんも、お宿の立地も雰囲気も、どれも抜群の居心地でした。

またひとつ再訪したいお宿が増えました。
次回は、旦那と一緒に泊まりに来たいな。




瀬長島

那覇空港へ向かう途中、瀬長島へ寄り道。

空港から1.5km/車で15分の距離に位置する瀬長島は、歩いて一周出来る程の小さな島です。

那覇空港を離発着する機内から見た瀬長島。

右側の高い位置に立つ大きな建物が瀬長島温泉ホテルで、その向こう側にはウミカジテラス。

2015年にオープンしたウミカジテラスには、お洒落な飲食店や雑貨屋が沢山並んでいます。

オープンしてから初めて訪れました。

が、然程時間が無いので今回は眺めるだけ。

ウミカジテラスの手前にある小さな駐車場に車を停めて、少しだけ島の雰囲気を味わいます。

ん?なにやら子宝岩を発見。

「子宝に恵まれますようにと祈り、男の子が欲しければ上の穴、女の子が欲しければ下の穴へ小石を投げ入れて願かけをする」ですって。

この岩ですね。

ちゃんと祈りながら投げ入れたんだけどな。
残念ながら今のところ効果は出ていません。

欲張って上下の両方に投げ入れたからかな?

もしくは、入る気がせずズルをして、投げずに至近距離から置いたのが良くなかったのかも!

あ、飛行機。

瀬長島は那覇空港のすぐ近くなので、迫力満点の大きさで飛行機を目にすることができます。

本島と瀬長島を繋ぐ600m程の『瀬長島海中道路』の上が、航路になっているんですよね。

折角なので、海中道路の袂にある駐車場に車を移動して、歩いて航路の真下へ行ってみます。

来た!

ソラシドエアの機体です。

時間的に神戸か宮崎から飛んできた機体かな?

飛行機のお腹もはっきり見えて、大迫力です。

また来た!

お次はピーチです。

たぶん関空から飛んできた機体かな?

仙台と沖縄を結ぶLCCも飛んで欲しいなぁ。

またまた来た!

なんだこれ?

航空自衛隊の機体かな?

お、JALが来た!

JALとANAは各地から那覇へ飛んでいるので、どこから飛んできた機体なのか分からないや。

時間を確認すると、ソラシドエア以降、きっちり3分於きに次の機体が飛んできています。

さすが、過密スケジュールの那覇空港。

あ、ANAが来た!

どこから飛んできた機体だろうな。

これは777かなぁ、違うかなぁ。

飛行機のことは詳しく分からないのですが、飛行機を見るのと飛行機に乗るのは大好きです。

ですが、沖縄発の飛行機には乗りたくないな。

帰りたくない・・・。




いちゃりばちょーでー!
   南城のオジーと嬉しい再会

那覇空港に到着してしまいました。
やっぱり帰りたくない・・・。

最後まで沖縄気分を味わいたくて、オリオン!

今回の旅ではこれが唯一、キンキンに冷えたオリオンジョッキで飲むオリオンなんですよね。

滞在中にいただいた生ビールは、エビスだったりキリンだったりお洒落なグラスだったりで。

やっぱりこのジョッキで飲むオリオンは最高!
同じビールでも1000倍美味しく感じます。

オリオンジョッキは魔法。
オリオンジョッキは正義。

ビールの肴は、お昼ごはん代わりにジーマミー豆腐/スーチカ/ミミガーの沖縄三点セット。

ミミガーの上に鎮座しているゴーヤをそっと退けていたところ、私の電話が鳴り出しました。



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かこね


 はい、かこねです 




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オジー


 あいっ! 
 かこねちゃんねー 




電話の発信元は、3日前に知念岬で出会い、バイクデートを楽しんだ南城に住むオジーです。



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オジー


 今どこにいるば? 




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かこね


 今は那覇空港です 





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オジー


 あいっ!空港の 
 どこにいるば? 




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かこね


 ??? 




どこに居るのか尋ねられた時点で、まさかオジーが空港に来てくれたのかとも思いましたが、



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オジー


 見送りに来たわけよ 




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かこね


 !!! 




そのまさかでした。
え、嬉しすぎます。



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オジー


 オジーは2階の 
 入口にいるわけよ 




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かこね


 すぐ行きます! 




急いでオリオンを飲み干し、味わう間も無く三点セットをかっ込んで2階へ駆けつけました。



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かこね


 オジー  





人って嬉しい人に出会うと、思わず両手を広げて無意識に抱きついてしまうものなんですね。

ついついオジーにハグしてしまいました。

空港でハグとか、これ何のラブストーリー?

オジーは、バイクで空港まで来てくれたそう。

南城からは一時間弱の道のりですが、車線も多く車も多い空港周辺の道は大変だったろうな。

そんな背景を思うと、お見送りに来てくれたことが益々嬉しくありがたい気持ちになります。

オジーに見送られて保安検査を通過しました。
にふぇーでーびる、またやーたい!




那覇から仙台へ

帰りたくない気持ちでいっぱいでしたが、思いがけずオジーがお見送りにきてくれたことで、温かい気持ちで沖縄を発つことができました。

ばいばい、沖縄!

瀬長島にいた頃は雲が厚かった空が、いつの間にか晴れてきていたようで、飛び立った機内から名残惜しみつつ沖縄の景色を見下ろします。

読谷村の残波岬。

『ホテル日航アリビラ』の隣には、来年オープンする建設中の『星のや沖縄』も見えました。

残波岬灯台もくっきり。

読谷村は今年の2月に中日ファームのキャンプを見に訪れたのみなので、またの機会に訪れてゆっくり滞在をしてみたい場所のひとつです。

やちむんの里や数々のビーチも行ってみたいですし、青の洞窟でシュノーケリングもしたい。

読谷村を過ぎると恩納村/うるま市/金武町、3つの市町村が隣接する、石川ICの辺りです。

沖縄本島で東西の幅が一番狭い場所ですよね。
東から西への幅は、4km程しかないそうです。

この辺りも気になる素敵なお宿がたくさんあるので、ゆっくり滞在してみたい場所のひとつ。

東海岸のお宿で海から昇る日の出が見たいですし、西海岸のお宿から海に沈む夕日も見たい。

本島を北上して、水納島と瀬底島。

水納島は未踏の地です。

海の青が抜群に綺麗だと聞いているので、ここもまた、訪れて滞在してみたい場所のひとつ。

瀬底島ものんびり連泊をして過ごしてみたい。

大好きな備瀬と、今帰仁村がある本部半島。
古宇利島とやんばるの一帯も見えています。

この辺りの本島北部は、もう何度でも訪れて、何泊でも滞在したい大好き過ぎるエリアです。

このお天気なので、今日は本部半島の海が、どこもとっても綺麗に見渡せているんだろうな。

いいなぁ。
今すぐ飛行機を降りたい・・・。

更には、伊江島もくっきり。

伊江島の南北を斜めに横切るような3つの直線は、一番奥が伊江島空港の滑走路だそうです。

現在は就航している飛行機は無く、病人や有事の際の緊急輸送時に活用されているとのこと。

並行する真ん中の直線は、米軍補助飛行場。

現在は常用されておらず、一番下の直線が米軍施設として使用されている滑走路のようです。

大きな島が伊是名島。

小さな島は、左が具志川島で、右が屋那覇島。

具志川島も屋那覇島も、無人島です。
伊是名島は、尚円王が誕生した島ですよね。

大きな島が伊平屋島、小さな島が野甫島。

伊平屋島は、沖縄県の最北に位置しています。

伊平屋島と伊是名島は、本島の運天港から船で訪れることができ、ここもまた訪れてみたい。

先程から、見える場所・見える島の全部が訪れてみたい場所ばかりで、困ってしまいます。

いつか全てを訪れることが出来ると良いなぁ。

ここから先は、鹿児島県です。

鹿児島県最南に位置する、与論島。

与論島と伊平屋島は、ほぼ同緯度。

ということは、沖縄県の最北端よりも鹿児島県の最南端の方が、南に位置しているんですね。

なんだか意外な気もします。

こちらは、沖永良部島。

お次は、徳之島。

この旅の数週間後、徳之島の海底で日本最大級の水中鍾乳洞が発見されたと報道されました。

しかも、その水中鍾乳洞の中で縄文時代に作られた可能性の高い土器も見つかったのだとか。

ということは、縄文時代当時の人が、その水中鍾乳洞に出入りをしていたってことなのかな?

想像し出すと、めっちゃロマンを感じますね。

さて、奄美群島に差し掛かり、請島。

加計呂麻島の東の端っこ。

今日は、飛行機の右の窓側席に座っています。
この席からは加計呂麻島の全貌が見えません。

東西に長い加計呂麻島なので、飛行機は今、加計呂麻島の真上を横切って飛んでいるみたい。

こちらは、喜界島。

あれ?
喜界島ということは、奄美大島はもう過ぎた?

飛行機はどうやら奄美大島の東側の海上を飛んでいたようで、残念ながら奄美群島の最大を誇る奄美大島を見ることはできませんでした。

奄美群島は鹿児島県の島々ですが、この奄美群島までが一般的には琉球諸島に属しています。

琉球諸島を過ぎたところで眠気に襲われて、眼が覚めた時には、離陸体制に入っていました。

ただいま、仙台。

迎えに来てくれた旦那の車で無事に帰宅です。

お迎えのお礼に、護得久栄昇先生のちんすこう&先生とヒージャーのスッテカーをお土産。

わかるよね!?

それから、沖縄限定デザインのコーラもね。

今回は一人旅ということもあり、いつも以上に行き当たりばったりのマイペースで、興味のある事に存分に浸って過ごすことができました。

お宿でのんびり過ごす旦那との沖縄夫婦旅も大好きですし、絶景や自然を満喫してアクティブに過ごす相方との沖縄二人旅も大好きですし、無計画に行動をする沖縄一人旅も大好きです。

それぞれ年齢を重ねて機会が無くなってしまったけれど、複数の友人と賑やかに過ごす沖縄大人数旅も懐かしく、偶にはしたいと思えます。

どんな過ごし方の旅をしても充実の時間を与えてくれる沖縄って、魅力満載でやっぱり凄い。

沖縄、大好き!

旅行記のブログを介して出会うことができた沖縄好きの繋がりの方々とも、同じ時期に訪沖をする機会があれば、お会いして一緒にお茶でも飲みながらゆんたくして過ごしてみたいなぁ。

・・・が、きっと沖縄話で盛り上がってしまって、お茶の時間では物足りないでしょうね。

そこはやっぱりオリオン片手にお会いしたい。

と思うくらい、今回は人との『いちゃりばちょーでー』を感じることが出来た毎日でした。

今回が、私にとって平成最後の沖縄旅。
平成の沖縄、いっぺーにふぇーでーびたん。

元号が変わっても変わらず沖縄を訪れたいな。
令和の沖縄、ゆたさるぐとぅうにげーさびら。

*** 2019年4月沖縄/本島南部***

これにて終了です。
またやーたい。


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