2019年7月沖縄/本島<4> GUESTHOUSE KALA
2019/07/21
*** 4日目 ***
【移動】大宜味→読谷→うるま→南城→那覇
【宿泊】GUESTHOUSE KALA
嬉しいので、先に書いておきます。
久しぶりに見る、沖縄の青い海と青い空。
久しぶりどころか、今旅初めての青です。
昨日まで、お宿にお籠りして過ごした時間を巻き返すべく、今日は北部の大宜味村から南部の南城市まで、青い海を求めて大縦断する一日。
この記事の目次
・ WASSA WASSAの朝
・ ザネー浜/ビーチ51
・ 果報バンタ
・ ムルク浜
・ アマミチューの墓
・ 浜比嘉島散歩と海中道路
・ ニライカナイの橋と知念岬
・ 日曜日の国際通り
・ GUESTHOUSE KALA
・ 塩屋/まーすやー
・ 島唄ライブ おばぁの家 海音/みおん
WASSA WASSAの朝
薄い雲はあるものの、青い空が見えています。
台風が、ようやく遠くへ去って行ったのかな?
今回は、テーブル席でいただきました。
もう、見るからに美味しい!
特に、このお魚のムニエルが絶品でした。
オーナーさんにお魚の名前を聞いたはずなのですが、食べるのに夢中で忘れてしまいました。
お料理に酸味を加えた味が若干苦手なので、シークヮーサーはそのまま齧ってしまいました。
そのまま食べたり果汁を飲むのは大好きです。
WASSA WASSAのある本島北部の大宜味村は、日本一のシークヮーサー名産地ですよね。
デザートのパイナップルも美味しかったです。
パイナップルの収穫量は大宜味村の隣に位置する東村が日本一で、続いて名護市なんだとか。
名護市も大宜味村のお隣りですし、勿論、大宜味村自体も収穫量の上位に食い込んでいます。
獲れたての地元の新鮮な食材を、極上の手腕で美味しいお料理にして、目と舌と胃袋を幸せに満たしてくれるWASSA WASSAのごはん。
お料理も、オーナーさんのお人柄も、立地も、雰囲気も、全てが魅力的で、やっぱりこのお宿には、何度でも再訪したくなってしまいます。
いっぺーにふぇーでーびたん!
ザネー浜/ビーチ51
今日はどこに
行こっか?
やちむんを
見に行きたいな
お、パイナップルパークやシークヮーサーパークの南国果物系を提案してくるかと思いきや、今日は果物ではなくて焼き物気分のようです。
やち=焼き、むん=物。
400年以上の歴史があるという、力強い陶器に沖縄らしい色合いや柄が施された、やちむん。
じゃぁ、
やちむんの里に
行こっか?
いいね、読谷村なら
通り道だしね
今日のお宿は、国際通り沿い。
大宜味村から那覇市へと南下をするので、西海岸をドライブしながら、陶芸窯元が集まる読谷村の『やちむんの里』へ行くことにしました。
読谷に行くなら
寄ってみたい場所が
あるんだけど・・・
いいよー
ザネーとは、「ザンが来る」という意味です。
ザンとは、沖縄の言葉で「ジュゴン」のこと。
昨日まで、雨や雲の下に広がる海の色ばかりを見ていたこともあり、この青さが一層嬉しい。
ですが、一点。
昨日までの雨で道の土がぬかるんでいたので、かなり慎重に進まなければいけませんでした。
途中、岩を下る若干険しい箇所もありました。
崖の両側に広がる浜辺も、超絶綺麗。
海の色が濃く見える箇所は珊瑚かな?
お魚も、多く見られるのかもしれませんね。
めっちゃ綺麗!
が、やめておきます。
それにしても、気持ちの良い青空。
やっと沖縄が本気出してきた!
待ち侘びていたこの青さに惹かれて、やちむんよりも海めぐりをしたくなってしまいました。
ねぇ、やっぱり
別行動にしない?
いいよー
こういう時に別行動を厭わない性格&間柄である相方との旅は、有り難く、気持ちが楽です。
私、やちむんやめて
海めぐりしてくる
いいねー
私もそっちがいい
というわけで、生憎のお天気に消沈していた昨日までを巻き返すべく、青い海を求めて出発!
果報バンタ
宮城島は、沖縄本島の東、うるま市の海中道路を走った先に位置する与勝諸島のひとつです。
果報と書いて、「かふう」と読みます。
「幸せ」だとか「これまで努力をした行いが、実を結んだ幸福な成果」という意味ですよね。
崖の上から、幸福を感じる絶景を見渡します。
『果報バンタ』を後に、宮城島を走る長閑な道も、夏の雰囲気満載で気持ちが良かったです。
ムルク浜
続いて訪れたのは、浜比嘉島の『ムルク浜』。
浜比嘉島の南東、「ホテル浜比嘉島リゾート」の手前を左折し、車二台がすれ違うのも厳しそうな細い道を300m程進んだ先にあります。
対向車来ないで!
と、念じながら進みました。
細い道を抜けると広い駐車場があるので安心。
沖縄の青!
もうね、我慢ができません。
『ムルク浜』は『皆来浜』と書くんですって。
沖縄の言葉で、ムル=「皆んな」。
ク=クウ=「来る」なんだとか。
数年前に浜比嘉島に泊まった際、出会った島のオジーに教えてもらったのですが、浜比嘉島に橋が架かったのは20年程前なんだそうです。
お、なんだかいい感じの日陰を発見。
この日陰に佇んで、しばし休憩。
長閑な幸せを感じる時間でした。
アマミチューの墓
琉球神話に語られる、浜比嘉島。
アマミキヨはアマミチューと呼ばれる女神、シネリキヨはシルミチューと呼ばれる男神です。
以前訪れた際は満潮で、ここで断念しました。
沖縄の青!
浜比嘉島の集落の奥には『シルミチュー御嶽』と呼ばれる霊場があるので、てっきりそちらがシルミチューのお墓かと思い込んでいました。
が、アマンジにあるアマミチューのお墓に、シルミチューも共に祀られているとのことです。
浜比嘉島散歩と海中道路
『シルミチュー御嶽』は、奥に広がる森の中。
周囲約7kmの浜比嘉島は、島の西の浜地区と東の比嘉地区、2つの集落に分かれています。
島を一周する環状道路は無く、橋を渡って浜比嘉島に入り、右が浜地区/左が比嘉地区です。
以前、浜比嘉島に泊まった際に、出会った島のオジーと一緒に朝日を望んだことがあります。
清々しい青空が広がる中、気持ちが良く、贅沢に感じられる時間を過ごすことができました。
流れる時間と漂う空気が心地良い。
本島から橋や道路で繋がり、気軽に行き来できる島の中では、私は浜比嘉島が一番好きかも。
是非また訪れて、のんびりと過ごしたいです。
島からの帰り道は、海中道路を通って本島へ。
途中『海の駅あやはし館』へ寄り道しました。
一直線に伸びる道と、両側に広がる青い海。
これは海を越える橋ではなく、引き潮の時に干潟になる浅い箇所に道路を造ったんですって。
アチコーコーの、イカとサカナの天ぷら。
海中道路から望む海は、数日前とは打って変わってこんなに青く、見惚れるくらい綺麗です。
今日は行ったり来たりの行程になってしまいましたが、青い海を見にリベンジして良かった。
ニライカナイの橋と知念岬
こうなったら、とことん絶景海めぐりを堪能してしまおうと、今日のお宿がある那覇へは向かわずに、本島南部の南城市へ車を走らせます。
大きくカーブを描く橋越しに広がる、青い海。
いつ見ても、とても気持ちの良い眺めです。
が、橋と海を見渡す展望所は東を望む位置にあるので、午前中は逆光となり、勿体ないかも。
神の島と呼ばれる『久高島』も見えています。
一瞬、このまま船に乗って久高島へと渡りたい衝動に駆られましたが、もう夕方なので我慢。
海を一望することができる、長閑な公園です。
今日は沖縄本島を北から南まで一気に縦断し、存分にブルーチャージが出来ました。
沖縄の青!!!って、何度叫んだことか。
普段の沖縄旅では1日のうちに1〜3ヶ所をめぐって、あちこち動き回ることは少ないのですが、今日のように次から次へと沖縄を堪能する欲張りな過ごし方も、また楽しいものですね。
大満足で今日のお宿がある那覇へ向かいます。
日曜日の国際通り
お宿の場所は那覇にある国際通りのど真ん中。
そういえば、今日は日曜日。
毎週日曜日、県庁前から牧志駅までの車両が通行止めとなり、イベントやパフォーマンスで盛り上がる歩行者優先の通りになるんですって。
「創作エイサー」の創作衆『桜輝』。
『桜輝』と書いて「おうか」と読む創作衆だそうで、小学生くらいの子から大人まで、幅広い年齢層の方が楽しそうに演舞されていました。
沖縄の伝統的な舞踊曲に乗せて力強く演舞をしたかと思えば、DA PUMPのU.S.Aに合わせて愉快に演舞をしたりと、楽しかったです。
思いがけず楽しい時間を過ごさせていただき、国際通りのど真ん中に建つ今日のお宿へ到着。
GUESTHOUSE KALA
古築のビルをリノベーションし、ゲストハウスとして再生させた、二部屋だけの素敵なお宿。
一般的なゲストハウスのイメージとは異なり、他の宿泊客との共有スペースはありませんし、オーナーさんも常駐していないので、気儘にマイペースで過ごすことが出来るゲストハウス。
しかも今回は、2フロアを貸し切り!
三階にある「EHAKO」のお部屋。
ハンモックに癒される、可愛いお部屋です。
ベッドから見渡したお部屋。
テーブルの上には、沖縄に伝わる魔除けの御守り『さんぐゎー』がそっと置かれていました。
ぐゎーは、沖縄の言葉で「小さい」という意味があり、『さん』の携帯用が『さんぐゎー』。
さて。
それぞれのお部屋でしばし寛ぎ、オリオンで身体がいい感じにウォーミングアップされたところで、夕暮れ時の国際通りに繰り出しました。
塩屋/まーすやー
『塩屋』と書いて「まーすやー」と読みます。
沖縄で作られているお塩を中心に世界各国のお塩を取り扱っている沖縄発信のお塩の専門店。
幾つか店舗がありますが、GUESTHOUSE KALAの並びにある松尾店に立ち寄りました。
他県や世界のお塩は置いていませんが、沖縄で作られている145種類のお塩が並びます。
タコライス用のお塩やシークヮーサーのお塩、沖縄ならではものがたくさんあって、楽しい。
が、この後に訪れる夜ごはんのお店で酔っ払い過ぎてしまって、折角買ったお塩を一式置き忘れて帰ってしまうのは、もう少し後の話です。
しかも置き忘れに気が付いたのは翌朝・・・。
島唄ライブ おばぁの家 海音/みおん
夜ごはん
何食べよっか?
(オリオン飲みたい)
オリオン飲みたい!
だよねー
(居酒屋行きたい)
今回まだ居酒屋で
飲んでないから
居酒屋の沖縄料理が
食べたいねー
なにこの以心伝心。
エスパー相方。
オリオンの提灯に導かれて吸い込まれた先は、『島唄ライブ おばぁの家 海音/みおん』。
店内は広く、賑やかな雰囲気。
椅子の座る部分が蓋になっていて、椅子の中にバッグと先程買ったお塩を仕舞っておきます。
海ぶどうを肴に、ビールが進みます。
沖縄の魚が食べたい
5点なくない?
4点しかないね
と思ったら、
すみません!
間違えました!
こちらです!
間違えて運ばれてきただけでした。
そして、5点盛りを見た後の4点盛りじゃなくて、4点盛りを見た後の5点盛りで良かった。
だって、なんだか虚しくなる気がするので。
沖縄の肉が食べたい
「石垣牛」とか「もとぶ牛」といった一般的なブランドは付いていない牛肉でしたが、沖縄県産というだけで、私たちにとってはブランド。
旨味がたっぷりでとても柔らかく、永遠に噛んでいたくなるくらい、至福の美味しさでした。
チャンプルーが
食べたい
の一言で召喚した、ソーメンチャンプルー。
神。
演者の三人はグループではなく、普段はそれぞれ沖縄音楽の活動に励んでいるとのことです。
ラストは、店内総出のカチャーシーで大団円。
楽しい気分でお店を後にします。
お塩を置き忘れたことも知らずにね。
アイスが食べたい
というわけで、ブルーシールに寄り道。
私のバニラinストロベリー。
アイスを食べたくて寄ったはずが、気が付けば二人で美味しくクレープを頬張っていました。
そして、全く記憶に無いのですが・・・。
どうやら更にアイスを食べていたようです。
おそらく、ブルーシールのチョコが相方ので、新垣ちんすこうが私のだと思われます。
おそらく、ブルーシールのチョコが相方ので、新垣ちんすこうが私のだと思われます。
4日目、就寝。
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