2013-2014年越し 沖縄<6> 民宿 竹富島 大浜荘
南十字星を観測したくて、早起きをしました。
大晦日のお酒がまだ消化し切れていないようで、頭が重くて身体がだるい・・・。
波照間島の南十字星
88星座の中で最も小さな『南十字座』は、南半球の座標となる星です。
北半球に住む私たちにとっての『北極星』のような存在なのかな。
古く南半球を航海する際は、南十字座が南を示す目印だったそうです。
南の星なので、オーストラリア等の南半球では年中見ることができます。
が、日本でも沖縄本島以南の水平線を望む場所にて、期間限定で望むことができるとのこと。
見ることができるのは12〜6月の南中時間で、22:00〜24:00に観測できる4〜5月頃がベストシーズンのようです。
この日の南中時刻は、午前06:30。
その前後2時間は観測可能ですが、06:30を過ぎると空が明るくなり始める季節です。
狙いは南中時刻前。
その時間に、水平線付近に雲が無ければ見ることができるとのこと。
05:30に目覚めて、空を確認しました。
05:30に目覚めて、空を確認しました。
同室の相方とミナミを叩き起こし、隣室のトチギとフクシマに声をかけ、五人でいそいそと繰り出しました。
海を見下ろす坂道のてっぺんを陣取ります。
空を見上げると、星がまたたいています。
ワクワクしながら水平線近くに目を転じると・・・
曇ってる!!!
しばらく待って薄っすらと雲が散ったものの、見える星はどれがどれだか分かりません。
カメラ初心者の私には星空を撮る技術もなく、早々に飽きてしまいました。
カメラ初心者の私には星空を撮る技術もなく、早々に飽きてしまいました。
お宿へ戻ることにします。
他の四人は私が抜けた後も粘っていたようですが、見ることができたのかな。
2014年 波照間島の初日の出
元日、波照間島の日の出時間は07:27。
波照間島の南東に位置する日本最南の岬です。
07:27、日の出時間が訪れて空がだいぶ明るくなってきたものの、太陽の姿は見えません。
あとはもう、支度をして波照間島を発つだけ。
だというのに、ここでやっと波照間島に広がる青空を望むことができました。
楽しかったなぁ、波照間島。
また来たいなぁ、波照間島。
五人がそれぞれ感慨に耽っていると、オーナーさんから素敵な提案が。
「せっかくの青空なので、最後に
ニシ浜に寄っていきましょうねー」
ニシ浜に寄っていきましょうねー」
ニシ浜
いつかまたここに来てシュノーケルをしよう!
と、一人密かに決心している横で、「いつかまたここに来てシュノーケルをしよう!」と宣言している相方の声が聞こえてきました。
また行きたい!
と、思うからには行きます。
今度は旦那と一緒に日本最南へ訪れたいな。
いっそパイパティローマにたどり着きたい。
帰りも船の揺れに脅かされることなく、穏やかな眠りと共に航路を進みました。
ただいま、石垣!
五人分の乗船券を購入したはずが、四枚しか手元にありません。
気がついたのは船に乗り込む直前。
仕方がない、一人分を買い直すことにします。
仕方がない、一人分を買い直すことにします。
かこね「私が買ってくるから、みんなは先に船に乗って待ってて」
四人は竹富島へ向かう船の上。
私一人が乗り遅れてしまいました。
でもまぁ、なんくるない。
竹富島行きの船は30分間隔で運行しています。
所要時間は僅か10分程の距離。
所要時間は僅か10分程の距離。
桟橋で時間を過ごし、一便後の船で向かいました。
さらば、石垣!
先に着いた四人から事情を聞いたお宿のオーナーさんが、港に迎えにきてくれていました。
一人旅向けの相部屋の他、バストイレ付きの個室もあり、バリエーションが豊かなお宿。
私たちは門をくぐった右手にある、個室用の家屋を利用しました。
トチギ&フクシマは、二人で一階の一室。
トチギ&フクシマは、二人で一階の一室。
私と相方&ミナミは、三人で二階の一室。
元日だというのに、気温は23度。
周囲約9kmの小さな竹富島は、その昔に珊瑚の隆起で出来たとのことです。
珊瑚を細かく砕いた砂が撒かれた白い路は、雰囲気があり、歩いているだけで非日常を感じられました。
HaaYa nagomi-cafe
竹富島一の展望を誇る『なごみの塔』を目の前に望む、眺めの良いカフェです。
お腹を空かせて待つこと、10分。
お料理はまだ運ばれてきません。
お料理はまだ運ばれてきません。
そこから待つこと、30分。
お料理はまだ運ばれてきません。
注文をしてから、一時間は過ぎています。
もしや料理の注文が通ってなかったのかも?
と不安になってお店の方に声をかけたところ、
「すいません、
もうすぐ炊き上がりますので!」
あ、ご飯を炊くところからだったのね・・・。
なんて沖縄時間!
とても美味しかったです。
傍のカレーも、とても美味しそうでした。
水牛車観光
お腹が満たされたところで、五人で水牛車へ。
島内では『新田観光』と『竹富観光センター』の二社が水牛車観光を運営しています。
島内では『新田観光』と『竹富観光センター』の二社が水牛車観光を運営しています。
新田観光は集落の西側ルート、竹富観光センターは集落の東側ルートをめぐるとのこと。
私たちは『新田観光』を利用しました。
一人行動が気楽なメンバーです。
コンドイ浜
集落を抜けて、一番に訪れました。
正確には、砂では無く有孔虫という単細胞生物の殻だそうですが・・・。
・・・今思えば、せっかくの八重山なので南十字星を作れば良かったなぁ。
アイヤル浜
舗装されていない一本道をひたすら進んでたどり着くアプローチに、とてもワクワクしてしまう場所。
海の向こうに小浜島と西表島を望む場所。
なごみの塔
竹富島一の展望を誇る高さ4.5mの塔です。
電信柱さえ無ければ100年前も同じ風景だったのかなーと、不思議な気持ちになりました。
なんですが、塔の階段は、全く和めません。
下りは更にデンジャーです。
お庭のテラスで一人ボーッと寛いでいたところ、同じお宿の宿泊者に話しかけられました。
その方は、一人で年末年始の沖縄旅をしていて、先ほどお宿に到着したばかりだそうです。
顔付きがどことなく沖縄の雰囲気だったので、本島かどこか別の島から来たのかな?と思いましたが、大阪から訪れたとのこと。
が、よくよく話を聞くと、お爺さんが慶良間諸島の阿嘉島の方とのことで、大阪から訪れたナニワ君も沖縄の血を継いでいるそうです。
どうりで!
せっかくなので『西桟橋』か『なごみの塔』から眺めれば良かったかも・・・。
『民宿 竹富島 大浜荘』は、お願いすればお宿で夕食も朝食もいただくことが可能です。
が、私たちは食事をお願いしていなかったので、集落にあるお食事処へ向かいました。
が、私たちは食事をお願いしていなかったので、集落にあるお食事処へ向かいました。
遠目なので顔が判別できません。
竹富島に知り合いは居ないはず・・・、と思って近づくと、先ほどお宿のお庭で出会ったナニワ君でした。
良かったらご一緒に!という流れで、メンバーが一人増え、六人でこちらのお店へ。
竹富島のお食事処 かにふ
島で一番のキャパを持つお店です。
お店の周りにはユニークなシーサーがたくさん並んでいて、見ているだけで愉快な気持ちになってきます。
元日でお休みのお店が多い中、ここは営業していてくれたので助かりました。
お店の周りにはユニークなシーサーがたくさん並んでいて、見ているだけで愉快な気持ちになってきます。
元日でお休みのお店が多い中、ここは営業していてくれたので助かりました。
石垣牛の炙りサラダ。
これがもう絶品でした。
かこね 「すっきりした味」
相方 「飲みやすい味」
ミナミ 「柔らかい味」
ナニワ 「甘みのある味」
フクシマ「後から辛みがくる味」
トチギ 「飲みやすい味」
泡盛を利き分ける感性なんて、残念ながら誰一人として持ち合わせていませんでした。
ふわっふわの麩とスパムの食感が良く、ビールが進む味でした。
軟骨ソーキ。
やわらかくて濃厚な味。
これもビールが進む一品です。
あぐー豚のソーセージ。
ぷりぷりでジューシー!
言わずもがな、ビールが進みます。
なんだっけ、これ?
覚えていませんがビールが進む味だったはず。
たぶん。
六人で美味しい沖縄料理とオリオンビールを大量消費し、お宿に帰ります。
お庭のテラスでは、お宿で夕食をいただいた他の宿泊者がオーナーさんを交えてゆんたくをしていました。
軟骨ソーキ。
やわらかくて濃厚な味。
これもビールが進む一品です。
あぐー豚のソーセージ。
ぷりぷりでジューシー!
言わずもがな、ビールが進みます。
なんだっけ、これ?
覚えていませんがビールが進む味だったはず。
たぶん。
六人で美味しい沖縄料理とオリオンビールを大量消費し、お宿に帰ります。
お庭のテラスでは、お宿で夕食をいただいた他の宿泊者がオーナーさんを交えてゆんたくをしていました。
ゆんたく
ゆんたく=「おしゃべり」
沖縄言葉のひとつです。
沖縄言葉のひとつです。
沖縄の民宿やゲストハウスでは、夕食後のひと時に皆でゆんたくをすることも多いとのこと。
無理強いするものではなく、自然発生の集いで沖縄文化のひとつだそうです。
オーナーさんが泡盛を振舞ってくれたり、皆でお酒を持ち寄ったり、楽しく賑やかな時間。
どこから来たか程度の自己紹介はし合いますが、堅苦しい雰囲気は一切なく、ゆるくて気楽で愉快な時間。
一人旅の方も多いので、初めてでも身構えることなく過ごせると思います。
沖縄が好き、沖縄に居るという共通点だけで、昔ながらの付き合いのように愉快なひと時を過ごすことができるものなんですね。
私たちは翌朝早起きの予定なので、そこそこで切り上げてお部屋に戻りました。
窓の向こうでは、まだまだゆんたくタイムが続いており、聞こえてくる三線の音や賑やかな声が心地良かったです。