2017年3月与那国&宮古<3> チャーター便で宮古島へ

2017/3/20

***  2日目/前編  ***

【移動】与那国→宮古→伊良部
【宿泊】soraniwa hotel and cafe

起き抜けの顔と髪のまま、日本で一番遅い朝日を望みに繰り出しました。

与那国島の最東端に位置する『東崎』。
向かう途中で薄々気づいてはいたんです。

ほらね、やっぱり曇ってる!!!

朝焼けも朝日も望むことはできませんでした。
でも朝の空気が心地良く、明るくなってくる与那国島を体感し、お宿へ戻りました。

この日は与那国島から宮古島へ移動しますが、与那国発は15:10の予定です。

午前中は『半潜水海底観光船ジャックス・ドルフィン号』で、与那国海底地形へ!
の予定だったのですが・・・。

朝焼け鑑賞を終えてお宿に戻った頃、私の電話が鳴りました。

かこね「はい、かこねでーす」
ドル 「こちらドルフィン号でーす」
かこね「どーもどーも、今日はよろしくです」
ドル 「どーもどーも、今日は 中止 です」
かこね「!!!

北風が強く波が高いため船を出せないそうで、敢え無く中止になってしまいました。

この流れ、数年前の石垣島にてパラグライダー体験の際にも味わった覚えがあります・・・。
残念過ぎる。

悔しいので、日本最西端にこの気持ちをぶつけることに。


日本最西端

お宿を出発し、西を目指して車で5分。
まずはカジキのエンブレムと看板が迎えてくれました。

早く日本の一番西に立ちたい!

最西端の碑が建つ一帯は公園になっています。

駐車場に車を停めて歩き出すと、今度はカジキのオブジェが迎えてくれました。

与那国島ってば、やたらカジキ推しですね。

見えてきた!

我先に一番西に立とうと、私も相方も心なしか早足。

この瞬間、日本で一番西に居るのは私!

日本の果てまで来たんだなあーと、感慨深い気持ちになりました。

これで民間人が地を踏むことの出来る日本の東西南北、全てを制覇です!

どれも微妙なお天気で、ちょっと残念ですが。

最西端碑の裏側には、与那国島から主要都市までの各距離が記されていました。

私が住む仙台は記録されていませんが、約2,500kmの距離。
マニラよりも遠く、シンガポールよりは近い。

とか、全然ピンと来ません。

そして、台湾近っ!
石垣島よりも近いんですね。

天気が良く条件が合うと、年に数回、与那国島から台湾が鮮明に見えることもあるそうです。


ダンヌ浜

日本最西端から東に10分程移動して、ダンヌ浜へやってきました。

建物を貫く向こうに青い海が見え、やけに絵になる景色です。

が、公衆便所・・・。
トイレですらなく、便所・・・。

素敵な眺めなんですけどね。

季節によっては、この丸の正面の海に夕日が沈む姿を見ることができるとのこと。
見てみたいな。

木陰に佇み、しばらく海を眺めてぼーっとして過ごしました。

やっぱりいいなぁ、沖縄。
暮らす環境にこんな癒される眺めがあるだなんで、羨ましい。

あ、飛行機です。

石垣島から飛んできたのかなぁ。
それとも那覇からかなぁ。


六畳ビーチ

もともと、午前中はまるまる海底地形に時間を割くつもりでいました。

その予定が無くなり時間を持て余してしまったので、再びここへ。

やっぱり綺麗!

昨日よりもずっと海が青く、透明度もよりはっきりと判ります。

満潮に近づいているようで、これが本来の由来となった六畳のスペースかな?

降りて行きたいところですが、こんな岩肌と勾配を下らなければならないため断念。

代わりに、こちらへ向かいました。


四畳半ビーチ

波が荒々しいものの、こちらも昨日よりずっと見応えがあります。

ヤドカリ発見!

あれ?そういえば・・・
六畳ビーチよりも、四畳半ビーチの方が浜のスペースが広く感じるのは気のせいでしょうか?

只今の時刻は、10:30。
この日の与那国の満潮時は、11:20。

先ほど居た六畳ビーチからこちらの四畳半ビーチは、数分の距離なので潮の条件は変わらないはずなのにな。


与那国馬

日本固有の在来馬8種のうちの1種です。

テキサスゲートはあるものの、島に放牧されて育つ与那国馬はとてものびのびしています。

馬に気をつけて速度を落として走っていると、

なんか見えてきた!

案の定、与那国馬です。

そんなど真ん中を陣取られたら、通れない!



わかなそば

島の南側、比川浜近くの集落にある与那国そばのお店でランチにします。

建物の右側に「肉店」とありますが、母体の経営はお肉屋さんなのかな?
おそばに添えられているであろうお肉に、多大なる期待を寄せてしまいます。

11:30開店ですが、張り切りすぎて11:00過ぎには着いてしまいました。

お庭の東屋をお借りして開店待ち。

さて。
11:30になりましたがドアの前は何の変わりもなく、お店の方が顔を出すわけでもありません。

沖縄時間かな?と思い、待つこと五分。
やっぱり何の変哲もないので、そっとドアを開けてみたところ、「いらっしゃいませー!」と元気に迎えられました。

フェードインな開店だったのですね。

店内に入ると、スープの香りが広がっていて、一気に食欲をそそられます。
早速『わかなそば』と名付けられた与那国そばを注文。

自家製だというスープは白濁していますが、見た目とは異なり、ほっこりとする優しい味。
とても美味しいです。

添えられた三枚肉は、期待通り!
一見固そうに見えますが、一噛みで簡単にほぐれてジューシーな食べ応え。

店内には、集落の方と思われる方や工事作業等で与那国島に長期滞在していると思われる方も多く、和やかな雰囲気でした。

『ダンヌ浜』に戻って、食後の休憩。

私は、この場所が与那国島で一番好きかも。
ただ座って海を眺めているだけで癒されます。

この丸が特に好き。
公衆便所ですけどね!

名残惜しい気持ちですが、与那国タイムはこれにて終了。

空港前のレンタカー屋さんに車を返却して、空港へ向かいました。


与那国空港

本当に小さな空港です。

建物に入ると小さなお土産屋さんが数件と、レストランが一軒。

が、どうやら定期便の飛行機に合わせて開店するようで、私たちが空港に到着した時はどこもお店を閉じていました。

お店のおばちゃんが椅子に座ってお昼寝をしていたり、電気が消えていて誰もいなかったり。
ゆるい雰囲気が満載です。

与那国空港と結ばれているのは、那覇空港と石垣島空港だけ。

那覇便は一日一往復で、片道一時間半の距離。
石垣便は一日三往復で、片道30分の距離。
いずれも、JAL系リージョナルエアラインの琉球エアコミューターが飛んでいます。

日本の一番西にある与那国島。

仙台からは随分遠くて気軽に訪れることはできませんが、きっとまた訪れたい!
今回は見ることが出来なかった『与那国海底地形』と『日本最西端の島から見る夕日』をリベンジしたい!

と、一人密かに決意している横で、「きっとまた訪れたい!今回は見ることが出来なかった『与那国海底地形』と『日本最西端の島から見る夕日』をリベンジしたい!」と宣言している相方の声が聞こえてきました。

昨日に続いて、FDAのチャーター便で与那国島から宮古島へと移動します。

聞こえてくるお話に耳を澄ますと、団体ツアーの方々は前日に『与那国海底地形』を訪れることができたようで、昨日はちゃんと船が出港したとのこと。
羨ましい・・・。

バイバイ、与那国!


さて。
今日も今日とて、ここまででまたもや随分長くなってしまいました。
与那国島で午前を過ごして、宮古島へ向けて飛び立ったところまでしか書いていないのに。

ですので、またもや前編と後編に分けることにします。

後編は、八重山の島々を見下ろしながら、与那国島から宮古島へ。
宿泊は、宮古島と橋で繋がった伊良部島に佇む小さく素敵なホテルに泊まります。

ひとまず二日目の前編はこれにて。
後編に続きます。

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