2018年11月沖縄/宮古島<6>宮古島東急ホテル&リゾーツ

2018/11/15

*** 6日目 ***
【移動】宮古島/池間島/来間島
【宿泊】宮古島東急ホテル&リゾーツ

 
旅行中は日常よりも早く就寝するためか、朝もいつもより早く目覚めてしまいます。

歳を取ってきたせいでもある?

・・・とは、まだ思いたくないなぁ。



比嘉ロードパークの朝日

早くに目が覚め、今日も懲りずに朝日を望むため『比嘉ロードパーク』へ。

薄暗いうちにお宿を出て車で15分程走り、到着した頃には空がだいぶ明るくなっていました。

比嘉ロードパークに到着です。

海も薄っすら染まっていて綺麗。

周りには私以外誰も居なく、とても静か。

あ、太陽が出てきた!

全貌は見えませんが、雲間から真っ赤な太陽が覗いています。

段々昇ってきました。

しばらく一人で眺めていると、駐車場に一台のワゴン車が。

降りてきたのは、高校生と思われる6人の女の子とオジーと呼ぶにはちょっと早そうな1人の年配男性です。

女の子たちは賑やかで楽しそうに朝日を鑑賞。

男性が女の子たちから離れてこちらへやって来たので、少しゆんたくを楽しみました。

女の子たちは九州から来た修学旅行生で、数人ずつの班毎に農家民泊をしているんですって。

オジー手前の彼は、農家民泊の受け入れをしているとのこと。

島野菜や果物の収穫体験をしたり、宮古そばやサーターアンダギーの手作り体験をしたり。

こうして朝日や星空を見せに出たり、海や観光スポットへ連れて行ったりするのだそうです。

そんな素敵な修学旅行だなんて、羨ましいな。

10分程で彼らが立ち去った後は、のんびり朝日を独り占め。

昨日のオジーが来ないかなぁとちょっと期待していましたが、今日は会えませんでした。

お宿へ帰り支度を済ませて、しばし寛ぎます。

三晩過ごしたこのお宿も、今日でお別れ。
とても居心地が良く素敵なお宿でした。

まだまだここで過ごしたいなぁと後ろ髪を引かれながら、余韻に浸ります。

見送りに来てくれたオーナーさんに鍵を渡して、名残惜しくもチェックアウト。

ここもまた、宮古島へ来た時に再訪したい大好きなお宿のひとつになりました。

お宿の前の畑では、ご近所の方が畑仕事に勤しんでいます。

長閑だなぁ。

今日も良い天気になりそう。

お世話になったお宿を後にして出発です。



カママ嶺公園

今日も今日とて、特に予定がありません。

 

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かこね


 どこ行こうか? 

 

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旦那


 腹減った! 


 

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かこね


 宮古そばでも 
 食べに行こうか? 



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旦那


 腹が減った!! 




まだ、10:00過ぎ。
宮古そばを食べたくても、お店は大概11:00以降の開店です。
 

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かこね


 ドライブして 
 時間潰す? 



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旦那


 カママ!!! 

 

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かこね


 え? 

 
 
 
どうやら道にあった『カママ嶺公園』という看板の文字が目に留まった模様。

広い道路から、看板が示す横道へと逸れます。
 
 

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かこね


 カママ嶺公園て 
 何があるの? 

 

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旦那


 知らん 


 

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かこね


 カママって何? 

 

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旦那


 知らん 

 
 
 
単に、言葉の響きが気になってハンドルを切ったようです。

公園っていうからにはベンチくらいあるだろうし、そこでのんびりすれば良いかな。
と、思いながら進んだところ・・・
 


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旦那


 なんか居るー! 


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かこね


 ??? 

 
 

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旦那


 カママ居るー! 


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かこね


 !!! 

 
 
 
『カママ嶺公園』は巨大なシーサーが居る、見晴らしの良い丘の上の公園でした。

子供みたいなテンションで二人で車を飛び出し、シーサーに駆け寄ります。

4〜5mの高さはありそうな大きなシーサー。
愛嬌のある顔をしています。

ん?
片腕が滑り台になっていました。

なにこれ楽しそう!

他に誰も居ないし、いい大人が二人で、はしゃいで滑り台に上がります。

シーサーの体内を昇り、まずは口の中へ。

シーサーの口内からの眺め。

シーサーの後頭部。

反対側に回って、シーサーのお尻と尻尾。

ひとしきり楽しんだ後は、滑り台部分になっているシーサーの左腕へ。

旦那が、滑ろうとして躊躇しています。


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旦那


 めっちゃ滑る 
 結構怖いかも 



ビビリめ。

臆する旦那を放っておいて、私が滑ります。

思った以上に急勾配&すごい滑る!
油でも塗ってあるかのような滑り具合でした。

秒で滑り落ち、無事に着地。

滑り台を楽しむなんていつ以来だろう?
めっちゃ楽しかったです。

振り向いて上を見れば、へっぴり腰のぽんこつ旦那はまだ一人でモタモタしています。

姿勢を見るに、パンツが擦れてしまうのが嫌でお尻を付けたくないんでしょうね、この人。

降りるのかな?
やめるのかな?

あ、中に消えた。

結局、内部からモゾモゾと戻ってきました。
ビビリめ。

敷地内にはピラミッド型の展望台もあり、街越しに伊良部大橋と伊良部島を一望できます。
 

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旦那


 カママビュー 

 
 
 
それにしても『カママ』って何なんでしょう?

調べてみましたが、明確な由来は分かりませんでした。

この辺りが『カママ嶺』という地名らしいのですが、『カマ』というのは「向こうの〜」という意味を指す宮古島の言葉のようです。

もうひとつの『マ』が読解できませんが、「向こうの嶺」という意味なのかな?

どこから見た向こうなんだろう?

ともあれ、私たちはもはやこれを『カママ』と呼んでいましたが。




古謝そば屋

ひとしきりカママを満喫して、古謝そば屋へやってきました。

宮古そばをいただける、大人気のお店です。

いつも混雑しているという情報を聞いていたので、11:00オープンの15分前に到着すると、先客は一組。

写真を撮って過ごしているうちにどんどん車が到着し、あっという間に表の駐車スペースが満車になりました。

裏にも駐車場があるようで、後続の車は裏へと消えていきます。

5分程前になり、ドアの前に開店待ちの列が出来上がりました。

一番手の方々は、みゃーくんちゅのご家族。

そのお父さんが気さくに話しかけてきてくれるのですが、いかんせんきついミャークフツで聞き取れません。

お母さんが間に入って通訳してくれました。

観光客だけでなく、地元の方にも人気のあるお店だそうで、地元の方はおそばよりも『黄色いカレー』なるものを頼むのだそうです。

カレーも食べたいけれど、観光客としてはおそばは捨てがたいなぁ。

と悩んでいたところ、「一人がおそばで、もう一人が黄色いカレーを頼むといいよ!」と、お父さんにオススメされました。

正しくは、お母さんが通訳してくれました。

そうこうしているうちに開店。
店内は広く明るく、居心地の良い雰囲気です。

まずはオリオンビールで、あっり乾杯!
・・・旦那はお水で我慢。

注文してから然程待つことなく、お料理が運ばれてきました。

私は、宮古そばセット。

宮古そばの他に、じゅーしーやおかず、ドリンクが付いてきます。

おそばとじゅーしーが絶品!
人気が頷ける美味しさです。

旦那は、黄色いカレー。
否、黄色いカツカレー。

ホクホクの具と甘めの優しいカレーで、こちらもとっても美味しかったです。

そういえば、昨夜もカレーだったっけ?

滞在時間は40分くらいだったかなぁ。

退店した店先には10名くらいの方が、並んで待っている状態でした。

今日は11月中旬の木曜日。

平日でこの状態なので、週末や観光シーズンには更に混み合うのでしょうね。

並んででも食べたくなるくらい、とても美味しいおそばとカレーでした。




池間大橋

時間はまだお昼前。

今日のホテルは14:00からチェックイン可能なので、時間までドライブを楽しみます。

 

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かこね


 どこ行こうか? 

 

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旦那


 海! 


 

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かこね


 どこも 
 海だらけだよ? 

 

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旦那


 綺麗な海! 


 

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かこね


 どこも綺麗な 
 海だらけだよ? 

 
 

一昨日一人で訪れた池間島へ、今日は二人で向かうことにしました。

池間島へ続く池間島大橋。
宮古島から向かって、その橋を渡る直前の右側に駐車場があります。

ここからの海の眺めが絶景!

大神島がくっきり見えます。
神様が居るとされている島なんですってね。

呼ばれた人、許された人しか訪れることが出来ないとも言われているようで、いつか私も訪れることができたら良いなぁ。

大神島から左へ視線を移すと、一面の海。
透明度が凄い!

薄っすらと白くなっている辺りは砂地?
干潮時には幻の浜のようになりそうですね。

更に左へ視線を移した景色。
ソーダ色のぷるぷるゼリーみたい!

どれだけ眺めていても見飽きない海の色です。

池間大橋の袂から眺めた海。
どこまでも透明。

曇りがちだった一昨日、同じ位置から同じ海を眺めましたが、天気の良し悪しでこんなに海の色が違うものなんですね。

一昨日に甘んじず、今日も訪れて良かった!

折角なので、橋の上をほんの少し歩きます。

宮古島と池間島を繋ぐ、全長1,425mの橋。

開通は1992年とのことなので、宮古島に掛かる三つの大橋の中では一番早く開通しています。

橋の西側には歩道がありますし、距離も三つの中では一番短いので、風がなく穏やかな日は歩いて渡るのも気持ちが良さそうですね。

橋の東側の眺め。

橋の西側の眺め。
当然ですが、どちらの眺めも絶景です。

もうこの透明度は、『最』から始まって『高』で終わる言葉の一言に尽きる!



池間島

周囲約10km/人口600人強の池間島。

同じく宮古島と橋で繋がる来間島と比べると、島の大きさはほぼ一緒ですが、人口は3倍。

島を囲むように走る外周道路があり、車で一周すると15分程です。

道々には、一昨日立ち寄ったハート岩のある『イキヅービーチ』や池間ブロックと呼ばれる『フナクスビーチ』。

その他にも、池間ロープと呼ばれる『カギンミヒダビーチ』や穴場的な『アラシッスヒダビーチ』が点在します。

どれも特徴的な呼称ですが、島の言葉の意味を持っているのでしょうね。

地図を眺めていると、この他にも名の無い隠れ穴場浜がいくつもありそうです。

池間島に泊まって、それらの浜を探索して過ごす旅も良さそうだなぁ。

外周道路を時計回りに半周したところで、今日は島の内側の道へ。

一本折れただけで、ものすごく長閑!

道を曲がった途端に、何か動くものがザザッと草むらの中へ逃げて行きました。

なんの生きものだったんだろう?
驚かせてしまってごめんね。

池間島はその昔、細い海峡に阻まれた縦長の2つ島だったんですって。

時が経って自然の力や人の力で海峡が埋まり、2つの島が1つになって現在に至るとのこと。

海峡時代の名残で島の中央部は湿原になっていて、稀少な生物が生息しているそうです。

もしや、先程ザザッと草むらに逃げたのは稀少な生物?

姿を目にしていないので謎のままですが、稀少な生物だったことにしておこう。

先程は宮古島側から池間島大橋を眺めたので、今度は池間島側からの眺めを堪能!

一昨日訪れた、お店の屋上へ。

白い砂浜とどこまでもクリアな水色。

屋上から下に降りた、浜辺へ続く小道。

木立の向こうに青い海が覗く、わくわくするアングルです。

こういう、抜けた先が海!という景色が好き。

また旦那が居ない・・・と思ったら、橋の袂を覗き込んでいました。

どうせまた蟹でも見ているんでしょうね。
いっそもう放っておきます。

その橋の袂へ行くと、左側に隠れ雰囲気の穴場ビーチが。

ここもまた、もの凄い透明度です。
from 最、to 高!



西平安名崎

来た道を戻るのもつまらないので、西の海に沿って進むことにしました。

なんだかニョロっとしたモニュメントと『西平安名』との看板があったので向かってみます。

たどり着いたのは、池間島の方向へ伸びる宮古島の端っこ。

先程立ち寄った池間大橋の付け根の駐車場の、海を挟んだ西側に位置します。

展望台があり、上に昇ると橋の全景を横から眺めることができました。

相変わらず綺麗な海です。

宮古島と池間島、両方を一望できました。

宮古島側を振り返ると、大きな風車の景色。

この半島の右側、西の海沿いを進みます。

の前に、小道があったのでずんずん歩く。

こんな雰囲気ある小道があると、進まずにはいられません。

抜けた先には、岩に囲まれた海。

それにしても暑い!

風はなく、日差しが強く、気温も高く。

汗だくで車に戻りました。

外気温28°ですって。
11月中旬とは思えない・・・。

長閑な道を走っていると、海側の防風林に裂け目があり、歩いて行けそうな道を発見。



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旦那


 行く? 

 

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かこね


 もちろん! 

 
 
 
小道を進んで、木のトンネルを抜けて、草を掻き分けて、抜けた先は海!

逆光で透明度が伝わりませんが、当然綺麗。

浜辺は手付かずで粗々しいものの、秘密の浜辺的な雰囲気があっていい感じです。

勿論、『穴場浜』と名付けました。

波の侵食で造られた、面白い形の岩が。

砂山ビーチやイキヅービーチのハート岩と同じ原理で出来たのでしょうね。

車に戻って海沿いを更に進みます。
すると、海の上に何やら異物を発見!
 
 

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旦那


 行く? 

 

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かこね


 もちろん! 

 
 
 
 
ん?


んん?


んんん?

この謎の物体は『サンピラー』と名付けられたアート作品だそうです。

これは未完成の状態で、この他に『ストーン』と呼ぶ丸い大きな球体を海に浮かべ、冬至の日の日没時に太陽光/サンピラー/ストーンが一直線になることで完成するんですって。

ストーンはまだ設置されていませんでした。

旦那が、ここを「クリスタルビーチ」と命名。
由来もなければ根拠もないネーミングです。

正式には「七光湾」というようで、あまり人が通ることの無いであろう場所にひっそりと佇んでいます。

さて、この時点で13:30くらい。
そろそろホテルへ向かうとします。


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旦那


 あ、飛行機! 

 
 
 
道路を横断するかたちで、頭上を飛行機が飛んでいきます。

すぐ横が宮古空港なので、着陸間際の超低空。

大迫力です!



  宮古島東急ホテル&リゾーツ
与那覇前浜ビーチを目の前に臨む、全247室のリゾートホテル。

ビーチとプールは勿論、アクティビティやレストランも充実していて、宮古島の滞在をここだけで網羅できる規模です。

こういったリゾートホテルは、きっと連泊して過ごす方が満喫できるのでしょうけれど、今回はここに一泊だけの滞在。

出来るだけ慌ただしくならないよう、チェックインからチェックアウトまでたっぷりホテルで過ごしたく、早目に到着しました。

エントランスにある水盤。

今日は赤/白/ピンクのハイビスカスと紫色のお花のデザインでした。

このお花は毎日変わるそうなので、明日のお花も楽しみです。

明るく開放的なロビー。

ロビーの正面にはチェックインカウンター、端にはアクティビティデスクがありました。

カウンターの上には三体のシーサーが。

愛嬌のある可愛い顔です。

ホテルは『オーシャンウィング』と『コーラルウィング』の二棟があり、どちらに宿泊する場合も、チェックインはオーシャンウィングで行います。

予約当初はスタンダードのオーシャンウィングに泊まるつもりでいましたが、今回は一泊だけですし、折角なのでコーラルウィングのプレミアムツインビューバスルームに宿泊しました。

コーラルウィングに移動してエレベーターを降りると、飛び込んでくる海の眺め。

お部屋からの眺めにも期待が高まります。

わくわくしながらドアを開けてお部屋の中を進むと、ツインベッドと大きなソファー。

とても広々としていて、二人分のスーツケースを無造作に広げても余裕のスペースです。

お部屋からの眺めは、海越しに来間島。



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旦那


 オーシャンビュー 

 
 
 
珍しく、正しいビューの使い方!

これだけでも十分テンションが上がり大興奮なのですが、お部屋のネーミングは『ビューバスルーム』です。

当然、バスルームの窓からも海が。

レイアウトとしては、こんな感じでお部屋とバスルームが並んでいます。

後ほど、明るいうちにシャワーを浴びようと、素っ裸でバスタイムを堪能している時に、ノゾキの被害に遭いました。

犯人は、テラスからバスルームを覗き込んできたようです。

秒で犯人を逮捕!



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旦那


 ごめんなさい 
 魔がさしました 


 

以上、犯人のコメントです。


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かこね


 反省して! 



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旦那


 デブビュー 

 
 

なんなの、この犯人。

テーブルの上には、ホテルオリジナルのお菓子が用意されています。

琉球ガラスの受け皿が綺麗。

洗面所のグラスも琉球ガラスでした。

ひとまずお部屋で一息ついてから、ホテルをお散歩することにします。

エントランス側のお庭にはラグーン。

散策路が設けてありますが、今回の滞在中は足を運びませんでした。

海側のお庭には大きなプール。

プールの先に道が続いていて、そのままビーチに出ることができます。

ホテル外観。

右側が6階建てのオーシャンウィングで、左側が9階建てのコーラルウィング。

どちらの棟に泊まっても、1~2階以外は絶景のオーシャンビューを楽しめます。

ホテルの真上を飛行機が。
迫力満点です。

飛び交う数は少なくありませんが、音は全然気になりませんでした。



来間島サイクリング

折角来間大橋が近くにあるので、橋からの眺めを堪能したいと思い、ホテルの自転車を借りてサイクリングに繰り出します。

電動自転車で、三時間/一台3,000円。
二人合わせて6,000円。

まぁ、リゾート価格ですね・・・。

ホテル前の道を出て、まもる君にご挨拶。
正確にはてつや君です、たぶん。

ここを曲がると、もう来間大橋!

平坦な道を数分の距離でした。

来間大橋は片側に歩道があるので、車に怯えることなく進むことが出来ます。

今回は歩行者とすれ違うことはありませんでしたが、もし歩行者がいてもちゃんとすれ違える幅です。

爽快な海を体感しながら橋上サイクリング。
最高に気持ちが良かったです。

橋自体は、船が下をくぐり抜けられるようアーチ状でアップダウンがありますが、電動自転車であれば余裕。

立ち漕ぎすることなく、疲れることもなく、トップ部分までスイスイ進むことができました。

橋の袂から中央までは、ものの数分。

ホテルから起算しても10分程、2kmちょっとの距離で到着です。

中央では、シーサーが海を見守っていました。

後姿も凛々しくてかっこいい。

向かい側も、別のシーサーが見守っています。

歩道側が陶器のシーサーで、反対側が素焼のシーサー。

そのまま橋を渡り切って、来間島へ。
来間大橋の袂にある、来間漁港を訪れました。

漁港のイメージを覆す海の綺麗さ。

しばらくここをお散歩して過ごします。

どこを眺めても透明過ぎる海、青過ぎる海、綺麗過ぎる海で、心底、癒されます。

こんなに海に囲まれて過ごすことができるなんて、幸せだなぁ。

と一人で浸っていると、旦那が桟橋の端からやたら熱心に海を覗き込んでいます。

どうせ、また蟹でしょ?

・・・と思ったら、今度は小魚の群れでした。

ウジャウジャと凄い数の魚がいます。

なんていうお魚だろう?
漁港で群れているなんて獲られる気満々。

ふと島を見渡すと、丘の上に異物があります。

なんだあれ?
岩?展望台?

気になるので向かうことにしました。

が、どこをどう行けばたどり着けるのか、謎。

途中、行けそうな階段がありましたが、ちょっと険しそうなのでパス。

きっともっと他に道があるはず。

そしてたどり着いたのは『来間ガー』でした。

あの謎の岩とは異なる場所ですが、たどり着いたからには自転車を降りて散策します。

来間島を含む宮古諸島は、サンゴ礁が隆起して出来た島々なので、川がありません。

水道の無い時代、島の人々は湧き水を大切に使っていたそうです。

降った雨水が島の地に浸透して地下に溜まり、やがて湧き水として溢れ出てくる場所を、島の言葉で『ガー』と言うんですって。

来間ガーは来間島唯一のガーだそうで、昭和50年までここが島民の命綱だったとのこと。

三段に流れる仕組みで作られており、1番ガーは飲用水、2番ガーは洗濯用、3番ガーは家畜用として使用していたんだそう。

来間ガーは、島の東側の海に面した場所です。

対して人が暮らしている集落は、ガーの目の前にそびえる崖の上。

島民は毎日何度も崖を行き来して、ガーから水を汲み上げて大切に使っていたそうです。

崖の行き来は険しい石の階段で・・・

あ!きっと先程見た険しい階段がそれですね。

現在も来間島では、毎年8月に来間ガーへの感謝を捧げる神事が行われているんですって。

ガーを後にし、ふたたび自転車を走らせます。
目指すは謎の岩。

細く長い急勾配の道があったので、ここか!と思い突き進んでみると、普通の展望台に行き着きました。

ここはここで良い眺めだけど。

ならばここか!と、別の道を突き進むと、なんだか見知った場所に出ました。

2日目に訪れたAOSORAパーラーと雑貨屋さんの店先です。

そういえば!
その時に一目惚れした、宮古ブルーのやちむんシーサーの存在を忘れていました。

このお店に辿り着いたのも、きっとご縁。
買って帰ろうと、雑貨屋さんに入ります。

が、目的のシーサーが見当たらない。

店員さんに尋ねてみたところ、ちょっと前に売れてしまったそうです。

・・・残念、やっぱりご縁は無かったみたい。

なんだかガックリしちゃったので、謎の岩を探す意欲も失せてしまいました。



宮古島東急ホテルの夕日

ホテルへ戻り、毎度の美ら時間を過ごします。

夕食まで、まだ二時間以上あるのでのんびり。

旦那はノゾキ行為をしてからお昼寝を貪り、私はシャワーを浴びてからオリオンタイムです。

オリオン片手にのんびりと読書をしているうちに、うとうとしてしまったみたい。

目が覚めると、ちょうど夕日が沈むところ。

お部屋のテラスから楽しみました。

宮古島東急ホテルは全室が西を望む立地なので、1〜2階にあるガーデンビューの客室以外は、こうしてお部屋からのんびりと夕日鑑賞を堪能できます。

雲があるものの、太陽から伸びる光が綺麗。

一面オレンジです。

このまま海ポチャしてくれるかなぁと期待しましたが、残念ながら水平線上に暗黒雲があり、雲ポチャの夕日でした。

暮れた空も綺麗だなぁ。

しばらく空を眺めて過ごしていると、旦那がお昼寝から目覚めたようです。

ごはんの時間にちゃんと目覚めるように出来ているのね、この人。



レストラン シャングリ・ラ

ホテル内のレストランは、ビュッフェ/和食/鉄板焼/お寿司/BBQ/カフェテラスの選択肢があります。

今回はビュッフェをチョイスしました。

謎にビュッフェが大好きな旦那。

旅行中一回はビュッフェの夕食をいただきたかったということも、このホテルを選んだ理由のひとつです。

ビュッフェ定番のホットミール、サラダやデザートの他に、たくさんの沖縄料理が並ぶ豊富なメニューでした。

勿論、目の前で焼いてくれるステーキやその場で握ってくれるお寿司などの、パフォーマンスメニューも充実しています。

うーん・・・。

沖縄料理を中心に選んだつもりですが、真ん中手前のジーマミ豆腐以外、何をチョイスしたのか思い出せません。

とりあえずオリオンビール!

一回戦を平らげ、食い意地を張って二回戦のメニューを見繕っているところで、三線の弾き語りが始まりました。

レストラン内のスペースを移動しながら数曲ずつ唄ってくれるので、どの席で食事をしていても楽しむことができます。

大好きな『安里屋ゆんた』を唄っているなぁ、ということは気付いていたんですけどね。

二回戦のメニューを選ぶのに必死で、ちゃんと着席して聞き入ることが出来なくて残念。

賑やかに場を盛り上げるライブではなく、しっとりと唄い上げてくれるタイプの弾き語りなので、優雅な気持ちで聞きながらお食事を進められます。

食事を終えてレストランを出る際、カウンターに居たホテルスタッフが「写真を撮りましょうか?」と申し出てくれました。

ありがたくお願いしたところ、「ちょっと沢山撮らせていただきましょうねー」とのこと。

この『〜しましょうねー』という沖縄言葉の言い回しは、耳馴染みが良くて好きです。

『沢山撮る』の意図が分からないままカメラの前に立つと、シャッター連打で連写の嵐。

しかも「はい、ポーズ変えて!」だとか「はい、こっちの角度から!」「はい、次アップで!」とのハイテンポの台詞付きで、まるでベタなプロカメラマンのようなパフォーマンス。

こちらも、ついついシャッター音に合わせてポーズを変えてみちゃったりなんかして、爆笑しながらもモデル気分でした。

おかげで、二人してめっちゃ笑顔の写真が残っています。

食後は夜のプールサイドをちょっとお散歩。

プールに続く道を歩いていると、脇の大きな木がガサガサ揺れています。

ビビって目を凝らすと、巨大なコウモリが何羽も木にぶら下がっていました。

ちょっと見たことのない大きさ。

どうやら『ヤエヤマオオコウモリ』という種類で、翼を広げると60cm以上にもなる巨大さなんですって。

なんだかもう、ちょっとした獣でした。

木から飛び立つと、バッサ!バッサ!という音が聞こえて重量感たっぷり。

なんなら、バッサ!ではなくブワッサ!です。

沖縄の生き物って、どうしてこんなに大きいものが多いんでしょうね。

もう少しコンパクトでも良いのになぁ。

ホテルのショップで、ミンサー模様のお箸と黄色いシーサーを買いました。

来間島の雑貨屋さんでお目当てのシーサーを買えなかったことは残念でしたが、今はもうこの愛嬌あるシーサーの方に愛着が湧いています。

旦那は謎に「MIYAKOJIMA CITY」と描かれたTシャツを購入。


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かこね


 いつ着る気? 

 

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旦那


 いつでも! 




と、この時は若干他人事で傍観していたTシャツですが、今となっては私も購入すれば良かったとちょっぴり後悔しています。

カラーも豊富でしたし、Tシャツだけではなくパーカーやタンクトップもあるみたい。

人気のあるTシャツのようで、平良の通りや宮古空港で着ている人をちらほら見かけました。

生粋のメイドイン宮古島で、売上の一部で宮古島の環境保全や島っ子の健全育成に取り組んでいる団体・企業に力添えをしているんですって。

次回宮古島を訪れる際には、私も買いたいな。

地下にあるホテルのコンビニ前では、真栄田さんの福シーサーが大口を開けて笑っています。

これは何を手にしているんだろう?

お部屋に戻る前に、屋上にある『スターダストバルコニー』と名付けられた展望スペースに寄り道をして、星を眺めます。

ホテルの明かりがあるので満天とまではいかずとも、沢山の星を見ることが出来ました。

6日目、就寝。


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