2018年11月沖縄/宮古島<7>soraniwa hotel and cafe1
2018/11/16
*** 7日目 ***
【移動】宮古島/伊良部島
【宿泊】ソラニワホテル&カフェ
昨夜の星空鑑賞に続いて、ホテルの屋上にある『スターダストバルコニー』で朝焼け鑑賞。
朝焼け雲の間を、飛行機が飛んで行きます。
この飛行機、滞在中に毎朝見かけました。
日が昇る07:00ちょっと前に宮古島の南東から現れて、北西の方向へ消えていきます。
日が昇ってきました。
日の出が程良い時間なのも嬉しいな。
宮古島東急ホテルでのんびり
お部屋に戻って、うとうと二度寝します。
ホテル内の朝食会場は、ビュッフェと和食の二択でした。
席を確保する際は日差しが眩しくて影になる席を選んだのですが、お料理を取り分けて席に戻ると、太陽は雲に隠れてしまっていました。
しかもそのまま太陽は出てこず。
レストラン隣のバーにある、貝殻で作られた大きなシャンデリアです。
食後はそのままビーチへ。
今日の水盤は、赤いハイビスカスをランタナが取り囲む可愛いデザインでした。
屋上に寄り道して、海を俯瞰。
私たちはコーラルウィングに宿泊していたのでコーラルのバルコニーを訪れましたが、お隣のオーシャンウィングにも同じように屋上バルコニーがあります。
どちらに泊まっていても、勿論いずれも訪れることが可能。
宮古島東急ホテルのチェックアウトは通常11:00ですが、東急ホテルの会員『コンフォートメンバーズ』に入会していると12:00までレイトチェックアウトが可能になります。
今年から入会無料になったようですよ。
レイトチェックアウトのサービスを利用して、時間までお部屋でのんびりしました。
旦那はベッドで、スマホを片手にごろごろ。
私はソファーで、読書をしながらごろごろ。
なんて贅沢な時間なんだろうなぁ・・・と、酔いしれて過ごしました。
さて、そろそろチェックアウトです。
スタッフの方々は、大きなホテルらしい迅速で快適な対応ながらも、気取り過ぎることなくフレンドリーな印象。
両親と一緒に訪れるのなら、ここが良いな。
子連れの宿泊客も多くいました。
家族旅行にもってこいのホテルだと思います。
メイクマン
出発して、立ち寄ったのは『メイクマン』。
旦那は、以前からメイクマンの存在が気になっていて「いつかは行かなきゃならない!」と、謎の使命感に燃えていました。
今日がその使命を果たす日です。
今回は日常感覚で過ごす旅がモットーなので。
沖縄っぽい道具、
売ってるかなー?
あるといいねー
(棒読み)
わくわく&キョロキョロしながら、店内をずんずん進む旦那。
どうして男性って、やたらホームセンターが好きなんでしょうね。
何か道具買いたい
沖縄で買ったやつ!
と思いながら使うの
良くない?
そうねー、いいねー
(棒読み)
が、買ったら持ち帰らなければならない。
持ち帰るのは、嵩張るし重い。
私は無くなりかけていた日焼け止めを購入。
沖縄で買ったやつ!と思いながら使おうっと。
伊良部大橋
今日の宿泊先は、伊良部島に佇むホテル。
長さは3,540m、「サンゴの島」に語呂合わせをしているとかいないとか。
無料で渡れる橋としては日本最長を誇ります。
橋の下を船がくぐり抜けられるよう、一部が盛り上がっています。
そのアップダウンが、かっこいい。
本来は橋の両側に鮮明な青い海が広がっているはずなのですが、今日の天気は曇り。
天気の良かった2日前に渡った際、運転に甘んじてしまったことが悔やまれます。
親切ぶって旦那を助手席に座らせず、私が助手席を占拠して橋から眺める青い海と空を堪能しておけば良かったかも・・・。
右も左も、海!
ズームして見ると、橋も車もおもちゃのように見えますね。
サシバ
高台に続くカーブを減速して走っていた時、前方からこちらに、何かが降下しながらもの凄い勢いで飛んできました。
その何かは、そのまま車の脇を通り抜け一瞬着地した後、また勢いよく浮上していきます。
秒の出来事で、さながらタッチ&ゴーの様。
サシバは、タカ科の渡り鳥です。
毎年5〜10月に日本各地で繁殖をしてヒナを育てるサシバは、10月を過ぎると南下をして暖かな地帯で冬を越すのだそう。
面白いのは、その際の集合場所。
待ち合わせの場所は3箇所だそうで、愛知県の伊良湖/鹿児島県の佐多岬、最後の待ち合わせ場所が沖縄県の伊良部島。
中部地方から北や東の本州に居たサシバは伊良湖集合、中部地方よりも西や南の本州&九州に居たサシバは佐多岬集合。
それらが最終的に伊良部島で合流します。
今は11月の中旬。
伊良部島に集合するのは10月だそうで、時期としては過ぎています。
一部だけ越冬地に渡らず先島諸島に留まる個体もいるらしいけれど、先程見たのはそれかな?
・・・それということにしておこう。
牧山展望台
伊良部島には展望台が点在していますが、まずは一番ポピュラーな牧山展望台です。
駐車場で車を降りて、一本道を数分歩きます。
途中、白鷺がいました。
しばらく白鷺と戯れて過ごしましたが、目的は白鷺ではなく展望台。
先日訪れた来間島の竜宮城展望台と同様に、この小窓の小出し感ってわくわくしますね。
向かって右側。
曇り空でもこれだけ綺麗な海だということは、晴れた日は感動する眺めなんだろうなぁ。
駐車場への帰路は来た道ではなく、周遊する散策路を進みました。
緑に囲まれた静かな歩道に、時々鳥や虫の声が聞こえ、気持ちの良い空間。
対向車が来たら困っちゃうような細い道。
この道、昨年3月に訪れた際にも通りました。
その時に売地に出されていた一億円超えの土地は既に売れてしまったみたい。
売地の看板が無くなっています。
購入したのは、個人かな?企業かな?
伊良部大橋を望む絶景の立地なので、カフェかお宿が出来るのなら、是非訪れたいな。
伊良部島ドライブ
高さ25m、重さ3tのヤマトブー大岩。
こんなに大きいのに一枚岩なんですって。
島の言葉で、ブーは「入江」を意味します。
ヤマトは、大和=日の丸ですね。
こちらは、通称『亀岩』です。
ウミガメ見たい!!
亀岩を見て、旦那は『ウミガメ見たい願望』を思い出してしまったようです。
運が良ければ、池間大橋や来間大橋から泳いでいるウミガメを見ることもできるそうですが、今居る場所は伊良部島。
伊良部大橋は大き過ぎますし、確保された歩道が無いので、ウミガメウォッチは難しそう。
ほら見て!
宮古の言葉の
標語があるよー
他の事に意識を向けさせて、ひとまず『ウミガメ見たい願望』から気を反らす作戦。
どんぐり!
伊良部島の東側に位置する、佐良浜の集落を走り抜けて進みます。
昔ながらの港町といった趣きの佐良浜は、カツオ漁が盛んなんですって。
家と家の隙間に階段や路地が張り巡らさらており、どことなくノスタルジックな雰囲気。
島民ガイドさんと一緒に路地を散策して、集落のお宅にお邪魔してゆんたくをするといったお散歩企画も島で実施しているみたい。
外周道路の東側を北西に向かって進みます。
この辺りから木々を抜けた先が、三角点やイグアナ岩の絶景スポットかな?
と思いつつも、それらはスルー。
サシバを象った展望台の後ろ姿。
先程訪れた牧山展望台は、デフォルメされた白いサシバの姿でしたが、こちらはリアルサシバの展望台です。
先程訪れた牧山展望台は、デフォルメされた白いサシバの姿でしたが、こちらはリアルサシバの展望台です。
『フナウサギバナタ』とは、島の言葉で「船を見送る岬」という意味なんですって。
遊歩道があったので、進んでみます。
行きどまりでした。
道は続いているようなのですが、草木が鬱蒼と茂り過ぎていて、この先は断念。
車で移動して立ち寄った東屋から、フナウサギバナタ周辺の全景を見渡せました。
こんなに切り立った崖の上だったんですね。
曇りがちですが、晴れていれば、もっとクリアな海を見渡せるんだろうなぁ。
更に先へ進み、伊良部島の北端に位置する『白鳥崎』にやってきました。
北風を受けて波が立つからか、結構な人数の方がサーフィンを楽しんでいました。
停まっている車は、ほぼ地元のナンバーです。
この岩と岩の間にサンダルが並んでいたので、きっとここから海に出て行ったんだろうな。
「白鳥崎」から西に進んだ先にある「佐和田の浜」にやってきました。
東平安名崎でも同様の光景が見られましたが、これも1771年の明和の津波で打ち上げられたものとのこと。
これだけ大きな岩が打ち上げられるだなんて、大変な津波被害だったんだろうと、しみじみしている私の横で・・・
佐・和・田・の、
浜っ!!!
「 伯方の塩」のCMのメロディーに乗せて、佐和田の浜を口ずさむ旦那がうるさい。
佐和田の浜を後にして進んだ先にあるこの小さな流れは、一丁前に海峡です。
こちら側が伊良部島で、向こう側が下地島。
もっと潮が満ちると海峡らしく見えるのかな?
可愛いマングローブが群生していました。
soraniwa hotel and cafe
昨年の3月に一泊し、ホテルの雰囲気とお料理がとても気に入りました。
今回はダブルルームに宿泊しました。
海だけでなく、芝生が敷き詰められたお庭も綺麗で、和む眺め。
お庭の向こうは、他の方の土地なのかな?
以前はそこにも緑が広がっていましたが、今は草が刈られて土地が均されていました。
テラスに出て私が景色を堪能している間に、旦那は既にお昼寝体勢。
のんびりするのが趣旨の旅なので構いませんが、ちょっと寝過ぎじゃないかな、この人。
いっそ寝病。
中身汁味のポテトチップス。
中身汁は、豚の胃腸等の内臓を下煮して臭みを取り、更に鰹ダシで煮込んだ沖縄料理です。
とても手の込んだお料理で、主にお盆やお正月にいただくのだとか。
内臓系が苦手なので、なんとなく敬遠してしまい、まだ実際に食べたことはありません。
二時間ほどのんびりした時間を過ごし、お昼寝から起きだした旦那と共に屋上へ向かいます。
貸切で利用することが出来るので、オリオン片手にお湯に浸かって、夕焼け空を独占。
ただし、ジャグジーは水着必須です。
建物は一応道路に面していますし、お庭やお隣のside.Bに人が出てきた場合は丸見えになっちゃうので。
あらかじめお湯が張られているので、そのまま利用するか、冷めていればお湯を注ぎ足して利用するのが無難です。
というのも私たちが屋上に行った際、張られたお湯が随分冷めていたので一度お湯を抜いて、再度張り直しをしてしまったんです。
お湯が溜まるのがめっちゃ遅い。
更には、水の蛇口が故障していてお湯のみの注ぎになってしまうので、めっちゃ熱い。
遅い!遅い!
熱い!熱い!
その間に日が沈んでいきます。
綺麗だなぁ。
旅の終盤を迎えつつある寂寥感もあり、なんだかしみじみした気持ちで夕日を堪能しました。
黄湯。
ジャグジーを堪能した後は、お宿のカフェで夜ごはんをいただきます。
前菜は左から島野菜のピクルス/島豆腐のカプレーゼ/宮古豚のディップパテ。
全て地に沿った食材で作られていて、訪れた旅行者としては何よりも嬉しい。
どれも美味しく、秒で完食してしまいました。
島野菜のピクルス以外はね!
私はゴーヤとパプリカが苦手なんですが、これ、ツートップが鎮座しているじゃないですか・・・。
スープは島ニンジンのポタージュ。
島ニンジンは、この時期が旬の沖縄伝統野菜。
普通のニンジンよりも細長く黄色い形状をしています。
島の言葉では『チデークニ』と呼ばれていて、『チ』は黄色、『デークニ』は大根という意味なんですって。
大根?
魚料理はアカジンミーバイのアクアパッツァ。
二人で一皿をいただきました。
アカジンミーバイの歯、アップ。
沖縄三大高級魚の他のふたつは、アカマチとマクブとのこと。
アカマチは訪沖の度にいただいていますが、マクブはまだ食べたことが無いかも。
成長すると1mにもなる大きなお魚だそうで、面白いのはその性別。
生まれた時はどのマクブもメスで、数年のうちに産卵をした後、生まれてから4〜5年でオスに変わるんですって。
数年前に那覇の牧志市場で撮った写真に、マクブが写っていました。
写真手前の黄色っぽいお魚が、メスマクブ。
写真奥の青いお魚が、オスマクブです。
同じ種のお魚には見えませんよね。
続いてはワタリガニのパスタ。
蟹はもちろん、ソースも濃厚な逸品です。
蟹ーっ!旨ーっ!
見るのも食べるのも、旦那は蟹ならなんでも好きなようです。
ホジホジした残骸。
メインは、宮古牛!
言わずもがな絶品です。
デザートは、なにかのカタラーナ。
黒糖のカタラーナとか、マンゴーのカタラーナとか、なにか沖縄らしいもののカタラーナだったと記憶しているのですが、それが何だったのかが思い出せません。
ともあれ、全て平らげて満腹です。
お部屋に戻ってひと休み。
ひとしきり空を仰いで部屋に入ると、スマホを片手に持った旦那が・・・
ちょっと!
これ見て!
なーに?
ここ、間違ってる!
恥ずかしい!
昨年このお宿に泊まった際の私のブログ、『宮古牛』と書くべき箇所が『宮古島』になっていました・・・。
今泊まっている宿が書かれている他の方のブログをその場で読むことが好きな旦那は、私のブログを読み直していて誤字を発見したみたい。
お部屋に用意されたやちむんのペアカップが、上品で素敵。
やちむん巡りの沖縄旅もしてみたいなぁ。
と思いながらやちむんでビールを味わっていると、スマホを片手に持った旦那が・・・
ちょっと!
これ見て!
なーに?
ウミガメ!
???
宮古島を訪れた方の旅行記に、ウミガメを見れるスポットが紹介されていたんですって。
シュノーケルセットは持参しているので、明日そこへウミガメを見に行くことは可能です。
が、明後日は仙台に帰る日なのでゆっくりできるのは明日が最期。
着替えや洗濯等のアフターを考えると、出来ればシュノーケルは控えたいところだなぁ。
ウミガメ・・・
諦めきれない様子の旦那。
7日目、就寝。
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