2019/02/18
*** 3日目 ***
【移動】北谷→読谷→コザ
【宿泊】Tripshot Hotels Koza
宿泊したORRSは、お食事なしの素泊りお宿。
周辺にはモーニングメニューをいただけるカフェやレストランが点在しているので、海沿いをお散歩しながら朝ごはんを食べに行こうかな。
06:00からやっているお洒落なカフェもあるし、早起きして朝焼け鑑賞&カフェもいいな。
とか思いながら前夜は就寝しましたが、目が覚めると10:00を過ぎていて、安定の寝坊です。
なにが朝焼けだ、なにがカフェモーニングだ。
チェックアウトは11:00までなので、慌ただしく支度をして、名残惜しくもORRSを出発です。
今回はお籠もりをして過ごした一泊でしたが、次回は連泊をしてのんびりと堪能したいなぁ。
近所のお店を訪れたり、海沿いの道をお散歩したり、もっとじっくりこの辺りを満喫したい。
再訪したい素敵なお宿がまた一軒増えました。
中日二軍キャンプ
読谷平和の森公園球場
今日は、中日二軍のキャンプに向かいます。
キャンプ地は「読谷平和の森球場」。
中日一軍キャンプは北谷町で行われていますが、二軍キャンプは読谷村で行われています。
北谷と書いて「ちゃたん」。
読谷と書いて「よみたん」。
どちらの地域にも人気の観光スポットがあり、地名を聞く機会も多いですが、耳馴染みがないと、谷=「たん」とはなかなか読めないかも。
読谷村の面積は35㎢で、人口は約4万人。
日本の村の中で、一番人口が多いんですって。
村内には残波岬や座喜味城跡の他、やちむんの里等の見所があり、人が多く集まる一帯です。
那覇からバスで訪れる場合は、途中で乗り継ぎをしなければならず時間もかかり不便なので、車がないとアクセスが難しいエリアですね。
ORRSのある北谷から、車で15分の距離。
球場の駐車場は広く、平日の午前ということもあり、駐車場に困ることはありませんでした。
旦那のお目当ては根尾選手。

かこね

旦那
背番号が「7」だから、ネオセブンだとか。
ドラフト1位指名で中日ドラゴンズに入団した、期待のスーパールーキーなんですってね。
とか旦那に聞いて書いていますが、ドラフトの仕組みも意味も、私はよく分かっていません。
私のお目当ては小笠原監督。
野球にめっぽう疎い私ですが、昔から旦那が小笠原!侍!ガッツ!と騒いでいた影響で、いつの間にか気になってファンになっていました。
夏の自宅用パジャマは、謎に小笠原Tシャツ!

かこね

旦那

かこね

旦那

かこね

旦那
とか、張り合っていると・・・

旦那

かこね

かこね
こちらは投手の小笠原慎之介選手ですって。
ちょっとした小笠原違い。

旦那

かこね

かこね
今度こそ、お目当ての小笠原監督!
小笠原監督、10日前に読谷のホテル客室でベッドからバランスを崩して落ちてしまい、顔を床に強打して怪我をしてしまったとのことです。
額を縫ったそうで、痛々しい姿をネットニュースの写真で目にしましたが、今日はもう元気に練習の指揮を執っているようで、良かったー。

旦那
私のお目当ての小笠原監督には会えましたが、旦那のお目当ての根尾選手の姿がありません。

旦那

旦那
しばらく練習風景を眺めていましたが、ここにも根尾選手が現れることはありませんでした。

旦那
旦那は名残惜しそうですが、選手達も居なくなってきたので中日キャンプを後にすることに。

旦那
根尾選手を見ることが出来ず可哀想な旦那。

かこね

旦那
後日談ですが。
根尾選手は1月の自主トレ中に、右ふくらはぎに軽い肉離れを起こしてしまったんですって。
その影響で、2月のキャンプ中はリハビリを組み込んだ別メニューで調整していたのだとか。
きっと根尾選手だけ、敷地内の別な場所でトレーニングに勤しんでいたのかもしれませんね。
お昼のコザ散歩
残念がっている旦那のテンションを上げようと、大好きな広島のキャンプへ向かいます。
今日は、広島 vs 韓国のプロ野球チーム・起亜タイガースの練習試合が行われるのだそうで。
昨日は完売していた広島お好み焼きを食べながら観戦しよう・・・と、思っていたのですが。
すごい行列。
写真に写っている3倍くらい並んでいます。
他に屋台も無いのでしばらく並んでみたものの、列の進みが遅くさっぱり前に進みません。

旦那
根尾選手に会えなかったことに加えて、腹ペコで旦那のテンションが益々下がってきました。

かこね
広島キャンプが行われている『コザしんきんスタジアム』の周辺には、沖縄そばのお店や定食屋の他に、お弁当のお店がいくつかあります。
ですが、考えることは皆んな同じようで、どのお店も満席で並んでいて、時間がかかりそう。
細い路地のことを沖縄の言葉で「すーじぐぁー」と言いますが、日常感溢れる住宅地のすーじぐぁー歩きが楽しい。
静かなすーじぐぁーを歩いていると、突如として、住宅地に囲まれたウフガーが現れました。
『ウフガーは村ガーであった』
とか、説明文自体の説明が欲しくなります。
「ウフ」は沖縄の言葉で大きいという意味。
「ガー」は水の湧き出るところという意味。
ということは、大きい水の湧き出るところ?
水がたくさん出るという意味かとも思いましたが、その後の説明文に『子どもが生まれた時の産湯』に使ったとあるので、この場合の「ウフ」は、産むから来ている言葉なのかも。
説明文には「カー」と「ガー」が混在していますが、以前沖縄の歴史ガイドさんに伺った話によると、これも微妙な違いがあるんですって。
沖縄の言葉では、湧き出ている水や湧き出している場所自体を「カー」と呼び、そのカーを井戸にしたり流れを作って用水として利用している箇所のことを「ガー」と呼ぶのだそうです。
沖縄の言葉をもっとたくさん理解できるようになれば、沖縄散歩も更に楽しくなるだろうな。
とか、浸っている私の横で・・・

旦那
そうでした。
お昼ごはんのお店を探していたんでした。
30分近くお散歩しましたが、スタジアムから離れれば離れるほど、お店の気配がありません。
結局スタジアムに戻り、車で繰り出すことに。
チャーリー多幸寿

かこね

旦那

かこね

旦那

かこね

旦那
スマホに向かって「コザ、沖縄、ランチ」と呪文を唱えたところ、現れたのがこちらのお店。
戦後、アメリカ人向けに沖縄で一番最初にタコスをメニューとして出したお店なんですって。
店内は、良い意味で雑多&レトロな雰囲気。
お客さんの半分以上が、アメリカンでした。
イメージするコザらしさが満載のお店です。
と思ったら、裏はちゃんと日本語バージョン。
タコスセットとタコライスを頼んで二人でシェアしようとしたところ、ライスが無くなったので今日はもうタコライスが売り切れとのこと。
ならば、タコライスの代わりにオリオン!
運転手の旦那に遠慮して、目の前でコソコソ豪快に飲んでいると、タコスがやってきました。
右から順に、ビーフ/チキン/ツナの三種類。
もう見るからに美味しさがダダ漏れています。

かこね

旦那
タコスの皮は、外側はパリッとしているのに内側はモチっとしていて、とても不思議な食感。
そこに、それぞれの具のジューシーさとキャベツのシャキシャキさが加わって、圧倒的旨さ!
こんなに美味しいタコスを初めて食べました。
タコスって、美味しいんですね。
もっと早く出会っていたかった。
あっという間に三個を食べ終えましたが、何個でも食べることができそうな美味しさでした。
店内の壁にはORANGE RANGEやDA PUMPをはじめ芸能人のサインや、訪れたお客さんのメッセージがたくさん貼られていました。
人気が頷ける美味しさ!
車を停めた近くの市営駐車場に戻ると、

旦那
全くもって隠れ感が有りませんが、目についたシーサーは、全部隠れ扱いしてしまうみたい。
コザでは、どこを見ても広島キャンプの歓迎ムード、広島カープの応援ムードで一色でした。
チャーリー多幸寿のあるコザのアーケード『中央パークアベニュー』には、カープ坊やに「チバリヨー」の文字が、延々と連なっています。
チバリヨーは、頑張れ!という意味ですよね。
ゲート通りにある胡屋十字路の一角『コザミュージックタウン』には、大きなカープの看板。
ここのカープ坊やはエイサー仕様で凛々しい。
エイサーは、お盆に帰ってきた御先祖様を太鼓やお囃子で踊りながら送る、沖縄の伝統行事。
旧盆に沖縄の各地で行われるエイサーですが、胡屋十字路周辺で行われる「沖縄全島エイサーまつり」は、沖縄県最大の規模とのことです。
いつか実際に見てみたいな。
広島キャンプ
コザしんきんスタジアム
さて、三度目のコザしんきんスタジアムへ。
お散歩やランチを堪能し過ぎてしまった為、着いた頃には既に試合の中盤を迎えていました。
対戦相手の起亜タイガースに広島が大差で勝っていて、旦那も満足そう・・・と、思いきや。

旦那

旦那

旦那

旦那
何だかんだ言って、楽しんでいるようですが。
小園選手の背番号がどうとか、元々は鈴木選手の背番号がどうとか、旦那が隣で熱く語っていますが、よく分からないので忍法スルーの術。

旦那

旦那
堂林選手は天才でどうとか、鯉のプリンスがどうとか、旦那が隣で熱く語っているので得意の忍法を使っていたところバレてしまいました。

旦那

かこね
そろそろ15:00になるので、ホテルにチェックインをしてオリオン片手にのんびりしたいな。
ということで、広島キャンプを後にします。
Tripshot Hotels Koza
トリップショットホテルズコザ
「街がホテルのラウンジ」をテーマに、コザ中央パークアベニューに数室が点在するホテル。
美容室/BAR/キャバレー/工房/ステーキハウス等、コザの街に息づいていた店舗をリノベーションして、客室として再生させています。
中央パークアベニューのアーケード一帯をホテルに見立てて、一角に位置する『プレイヤーズカフェ』がホテルのレセプション&ラウンジ。
ここで、チェックインの手続きをします。
ウェルカムドリンクにいただいた、沖縄産マンゴーを使ったオリジナルジュースが美味しい。
滞在中はここをラウンジとして利用でき、いつでも無料でソフトドリンクをいただけるそう。
客室は前述の通り、街の中に点在しています。
私たちが泊まるお部屋は、レセプションから一番近い『ロックサイド』と名付けられた一室。
元は美容室として利用していた店舗を、ホテルの客室にリノベーションしたお部屋とのこと。
レセプションを出て、ワクワクしながら階段を上がり、ドキドキしながら扉を開けると・・・
まだ全貌が掴めません。
なにこの、スペーシャス&ゴージャス!
重厚感のあるヴィンテージ家具が鎮座していて、なんだか中世ヨーロッパのお城みたい。
チェアの後ろにある赤いベルベッドのカーテンを閉じると、寝室とリビングを遮断できます。
更にアップ。
とにかく広いお部屋です。
92平米もあるんですって。
普段利用する一般的なビジネスホテルの客室が20平米くらい、リゾートホテルの客室が40平米くらいなので、その広さは群を抜いています。
こちらが、リビングスペース。
元々は美容室だったとのことで、テレビが置かれているコンクリートスペースは、もしかしたらシャンプー台だった場所かもしれませんね。
コンクリートの下に空いている謎の四角い穴。
オシャレか。
ムーディー&ラグジュアリー!
黒板に描かれた、謎のイラスト。
黒板の横に貼られた、謎の何か。
よく見ると、一枚一枚がどれも沖縄に関する記事や、沖縄にあるお店を紹介したものでした。
基地内で配布されているフリーペーパーとのことですが、いかんせん英語なので読めません。
リビングの脇にはキッチンが備わっています。
お皿だって。
基本的な調味料も揃えてありました。
早速、買ってきたオリオンを冷蔵庫にイン!
ランドリースペース。
洗濯機のみならず、乾燥機まであります。
もちろん洗剤&柔軟剤だって抜かりなし。
玄関スペースに立ち、一番手前の扉がトイレ。
猫足のバスタブを見ると、条件反射的に「NANA」!と思ってしまう世代です。
これで、お部屋の写真は全部かなぁ?
ベッドの脇は、素敵なドレッサースペース。
滞在中は、ここを私のプライベートエリアと定めて、旦那は立ち入り禁止にしておきました。
反対側のベッドの脇も、ちょっとしたスペースになっていま・・・

かこね
私がお部屋の写真を撮っているうちに、旦那は早くも『お布団チェック』の真っ最中でした。
ものの数分で旦那の寝息が聞こえてきたので、Tripshot Hotels Kozaのお布団は寝心地抜群みたい。
オリオン片手に、読書タイム。
でーじ上等な美ら時間やっさ。
夕暮れのコザ散歩
二時間程のんびりとした美ら時間を過ごした頃に、旦那に起こされて目を覚ましました。
いつの間にか私の方が寝ちゃっていたみたい。
お腹も空いてきたので、夜ごはんを求めてお散歩がてら夕暮れ時のコザの街へ繰り出します。

旦那
もはや安定の隠れ感の無さですが、お部屋のドアを出た足元に不恰好なシーサーが居ました。
階段を降りてプレイヤーズカフェの前を通ると、ホテルスタッフが他の宿泊客を、ちょうどお部屋へエスコートしているところでした。
レセプションのカフェを出て、アーケードを数十メートル歩いた先の建物に入っていきましたが、あそこは何ていうお部屋なんだろうなぁ。
点在する客室は一部屋毎にコンセプトが異なりレイアウトも家具も様々なようなので、他のお部屋にも泊まってみたくなってしまいます。
ホテルが点在する一帯は、コザにある『中央パークアベニュー』と呼ばれるアーケード通り。
ランチをした『チャーリー多幸寿』も、同じアーケード通りにあり、ホテルのすぐ近くです。
戦後の「アメリカ世」と呼ばれる頃には、沖縄の方々が営むアメリカ人客向けのお店が通りに立ち並び、とても賑わっていたんですってね。
諸説あるようですが『コザ』という名称も、そもそもアメリカ人の読み間違えが発祥だとか。
この辺りの古くからの地名『胡屋/ゴヤ』と、お隣の地域にある地名『古謝/コジャ』を混同して、『コザ』と誤認しまったとのことです。
そのままこの一帯は、日本初のカタカナの市町村であるコザ村になり、やがてコザ市に昇格。
1974年には市町村合併によって沖縄市となり、コザ市は無くなりましたが、今も愛着を持って『コザ』と呼ばれ続けているのだそうです。
『中央パークアベニュー』の他にも、『パルミラ通り』や『一番街』『サンシティ』といったアーケードがあり、ちょっと寂れた空間ながらもディープな雰囲気で、歩いていて楽しい。
町めぐりのことを沖縄の言葉で「まちまーい」と言いますが、コザの一帯はどこか異文化を感じながら、素敵なまちまーいを楽しめました。
居酒屋 島ごはん
夜ごはんは、その一角『コザミュージックタウン』にお店を構える「居酒屋 島ごはん」にて。
見てください!

16:00〜20:00は、オリオンの生ビールを含むドリンク全品がなんと毎日半額なんです。
カープのカラーっぽいな〜と思いながら赤い暖簾をくぐると、店内はもっと広島カープ一色。

かこね
よく見ると、広島に限らず他球団のグッズやユニフォームも飾られているので、きっとお店のオーナーさんは野球が大好きなんでしょうね。

旦那
球場っぽく扇型に盛られているから?

旦那
これはきっと、赤ヘルを被っているから?
なにかと斬新な味で、美味しかったです。

かこね
揚げ出しともまた違う、新しい食感でした。

かこね
これはもう安定の一品。

かこね
らっきょうは苦手ですが島らっきょうは好き。
癖も臭みもなく、ポリポリ食べ続けられます。

旦那
何の串揚げだったのか思い出せません・・・。

旦那
何の炒飯だったのか思い出せません・・・。
美味しかったことは覚えているのですが。
トイレに行っていた旦那が戻ってきました。
なんだかやけにハイテンション。

旦那

かこね

旦那

かこね
カープ坊やの暖簾をくぐると、圧倒。
壁も天井も、至る所がびっしり広島だらけ。
更に、トイレの個室に入ると・・・
お店の方が一枚一枚わくわくしながら貼ったんだろうなぁ〜、なんて想像すると微笑ましい。
広島好き、野球好きな方がこのトイレに入ったら見入ってしまって長居しちゃうんだろうな。
野球の知識の無い私ですら、なんだかアトラクション感覚で愉快に楽しむことができました。
このトイレが、落ち着くかどうかは別ですが!
ホテルへ戻る帰り道。
アーケードには、提灯が揺れる賑やかなお店や、オシャレな雰囲気のダイニングバーがぽつぽつと点在していて、夜のコザも素敵でした。
『音楽の街』としても知られるコザの街には、あちこちにライブハウスがあるようで、そこもまた夜な夜な遅くまで盛り上がるんですって。
二球団のキャンプを訪れて、美味しいものをたくさん食べて、大充実・大満足の一日でした。
明日は、中日一軍キャンプの見学&今回の旅で私が一番楽しみにしていたホテルに宿泊です。
3日目、就寝。
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